アケのチェルシー復帰は消滅…シティ売却拒否でアケも残留受け入れ

写真：Getty Images

オランダ代表DFナタン・アケ(27)のチェルシー復帰の可能性が消滅したようだ。イギリス『ガーディアン』など複数の国内メディアが報じている。

チェルシーの下部組織出身で2020年夏からマンチェスター・シティでプレーするアケ。昨シーズンは公式戦27試合の出場にとどまった中、カタール・ワールドカップに向けて出場機会を得たいオランダ代表DFは、古巣からのオファーを受け入れ、個人間合意が伝えられていた。

しかし、4500万ポンド(約73億9000万円)を要求するシティに対して、チェルシーはその要求額の支払いを拒否した模様。さらに、アケはジョゼップ・グアルディオラ監督を交えたシティ首脳陣との話し合いの末にクラブ残留を受け入れたという。

これにより、チェルシーはアケの獲得交渉から完全に撤退する見込みだ。

なお、昨シーズン限りでドイツ代表DFアントニオ・リュディガーと、デンマーク代表DFアンドレアス・クリステンセンが去ったチェルシーは、今夏の移籍市場でセンターバックの補強を急いでいる。

現在、クラブはナポリのセネガル代表DFカリドゥ・クリバリの獲得に迫っているが、アケ獲得失敗を受け、パリ・サンジェルマンのフランス代表DFプレスネル・キンペンベ獲得の動きを本格化させるようだ。