PS初戦白星のトゥヘル、復活期すチルウェルやレンタルバックのギャラガーらに満足感示す

写真：Getty Images

チェルシーのトーマス・トゥヘル監督がアメリカ遠征初戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えている。

来る新シーズンを前に北米遠征に出たチェルシー。その間にスターリングやクリバリといった即戦力の獲得を決めるなど、やや出遅れた感があった補強も進めるなか、16日に遠征先のラスベガスでプレシーズンマッチに臨み、リーガMXのクラブ・アメリカと対戦した。

前後半の45分刻みでイレブンを入れ替えながら、勝利を目指したチェルシーは55分にドイツ代表FWヴェルナーのゴールで先制したが、その5分後に守備陣の連携ミスからオウンゴール。それでも、83分にイングランド代表MFメイソン・マウントの鮮烈ミドルで勝負を決めた。

自滅点から勝利を手放しかけたりもしたが、きっちりと白星スタートを切ったトゥヘル監督。ケガで大半を棒に振った昨季からの復活を期すなか、この試合に先発したイングランド代表DFベン・チルウェルについて、慎重を期しつつ、一歩ずつ前進する姿を喜んだ。

「彼の復帰はスーパーハッピーだ。練習と試合は違うし、時間がかかるが、本調子に戻ってくれるだろう。彼はそれに値する選手だし、我々も復帰をサポートする」

ドイツ人指揮官はまた、先制ゴールのヴェルナー、そして大きな成長を遂げてレンタルバックのイングランド代表MFコナー・ギャラガーらの活躍ぶりを問われると、それぞれのプレーに満足感を示している。

「ティモはほかの選手と同じように45分間のプレーで得点を決めてくれた。それこそが大事。改善すべき点は常にあるものだが、これが最初の試合だ」

「カイ(・ハヴァーツ)にビッグチャンスがあったし、ミッチー(・バチュアイ)にもあった。そのなかで、ティモがチャンスをモノにし、メイソンも続いてくれたね」

「私は彼らに関して、経験を積むにつれ、もっと冷静になり、より適応してくれると思っている。まだ若い選手たちだし、自信を持ち、集中し、ストライカーとしての仕事をやってくれるのが我々の望みだ」

「コナーについても中盤として同じことが言える。彼は非常に高いレベルでトレーニングをやっているし、レンタルが正しい判断だったのは明白さ。この一年間で大きく成長し、イングランドで活躍する選手になった」

「それはトレーニングぶりからでもよくわかる。彼は非常に良いスタートを切ったし、良い試合だった」