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森保監督、急造且つ短い準備期間での大勝発進を評価 「選手たちがよくチャレンジしてくれた」

超ワールドサッカー / 2022年7月19日 23時0分

写真:Getty Images

日本代表の森保一監督が香港代表との一戦を振り返った。

19日、日本代表はEAFF E-1サッカー選手権初戦で香港代表と対戦。

国内組のみでの戦いとなった中、初招集5選手をスタメンで起用した日本は、立ち上がりから香港を圧倒。開始2分に相馬勇紀が直接FKでA代表初ゴールとなる先制点を挙げると、町野修斗、西村拓真のデビュー組が続けざまにデビュー戦ゴールを記録。

さらに、前半終了間際には西村に2点目が生まれ、4点リードで試合を折り返すと、後半も早い時間帯に相馬、町野が得点を重ねて一気に試合を決めた。その後、選手を入れ替えた後半半ばから終盤にかけては急造チームゆえの連携ミスや過密日程による疲労でミスも目立ったものの、7選手がA代表デビューを飾った一戦を6-0の大勝で終えた。

同試合後、オンラインでの公式会見に出席した森保監督は、短い準備期間の中で積極的にチャレンジした選手たちの姿勢を称賛している。

「まず一言で言うと、選手たちがよくチャレンジしてくれたなと思っています。今回の香港戦まで、ほとんどの選手が中2日で迎え、広島の選手は中1日ということで、チームとして初代表の選手、久しぶりに代表に招集された選手などがおり、合わせる時間が必要な中、与えられた時間の中で選手たちが絵を合わせてくれたこと。試合の中でミスが起こっても、それぞれが存在感を発揮しながら、お互いにすり合わせて修正しながらチームとしてこの試合の中で成長しながらやっていこうという部分で、本当によくチャレンジしてくれたというふうに思っています。一人ひとりが持てる100%を発揮しながら、初めて組む選手ともしっかりと繋がりながら戦ってくれたと思います」

また、急造チーム、且つ短い準備期間で今大会に臨む上では細かい戦術面よりも、最低限のチーム戦術を前提に個人の良さを出すことを求めている。

「まずはこの大会に向けての目標というところ。E-1選手権で優勝しよう。そのために目の前の一日一日、一戦一戦を戦っていくこと。トレーニングの中で試合の中で初めて合わせる選手が多い中、ミスが起こるのは当たり前だというふうに思いながら、ミスが起こっても続けてプレーする、そのミスを修正しながらお互いの良さを出す、チームとしての戦い方を、よりスムーズにしていこうというところでした。選手たちが自分たちで主体的に、意思統一してくれたと思います」

「私自身が選手に要求したところは、チームの戦術の中でと言いつつも、この一回の練習で初めて招集した選手が戦術すべてをできるとは思っていない中、まずはしっかりとしたフィジカル、テクニックの部分で自分の能力を出す。そして、メンタル的に初めて組む選手と繋がってプレーできる個の能力を見せてほしいと選手たちに話しました」

そういった中、今回のスタメンのメンバー構成では最多5選手が起用された横浜F・マリノス勢など、クラブチームなどで繋がりがあるユニットが目立った。森保監督は選手選考の場という部分は意識しつつも、まずは目の前の試合を勝利するため、より最善の組み合わせを意識していたという。

「(選手の特性を生かしたアグレッシブな守備に見えたが?)入りの部分は攻撃も守備もアグレッシブにプレーしていこうと、選手たちには伝えていました。昨日のトレーニングの中ではハイプレッシャー、強度高くプレスに行くということを確認していました。(選手の所属)チームによってプレッシャーのかけ方が違うので、どこをスイッチにするのかという部分を昨日のトレーニング、今日の試合前のミーティングでトップの選手がしっかりとスイッチを入れる。サイドでよりボールを奪えるようにと、確認した部分を選手たちが意思統一しながらタイミングを合わせながら、強度高く表現してくれたことが、最初のフリーキック、得点を呼ぶプレーに繋がったと思います。ゲームの中で得た感覚を、また選手たちが全体的に共有していこうというところで、トライしてくれたと思います」

「まだ第2戦のメンバーを決めているわけではないですが、できるだけスムーズに行くように普段の彼らの活動でやっていることを生かして、チーム作りをしていきたいと思います。今日はマリノスの選手たちを多く起用しながら、チームとしてのやり方を持って戦っていく中、そこを選手たちが理解して意思疎通を図りながら共有しながらやってくれたと思います。次の試合に関しては今日出られなかった選手をできるだけ起用したいと思いますが、良い準備を進めていきたいと考えています」

一方、選考の場という意味合いにおいては、いずれも2ゴールを決めた3選手を筆頭に、今回の試合を通じて良いアピールを見せた選手も見受けられた。森保監督は個人について言及しなかったものの、「個々のパフォーマンスとしては、この国内組で代表を組ませてもらった中、個々が非常に強度高く、ハイインテンシティ、ハイスピードで戦える選手が多いと感じました」と、一定の評価を与えている。

最後に、32歳で代表デビューを飾り、決定機こそ決められなかったものの、攻守両面で躍動感を見せた水沼宏太に関しては、ピッチ内外での“繋ぎ役”としての存在感を評価した。

「ピッチ内外、オン・ザ・ボール、オフ・ザ・ボールを含めて、チームとして機能するために彼が持っている選手としてのクオリティ、そしてキャラクターの部分を最大限生かしてくれたと思っています。練習のときからホテルに滞在しているときでも、いろんな選手に声をかけながら、率先して自分が積極的にプレーを見せていくところ。いろんな部分で、チームが良いプレーをして称え合えるような場面、うまくいかないイメージが合わないときに声をかけてくれるなど、選手同士がイメージを共有できるという部分で、非常に彼の良さを発揮してくれたと思います」

「チームの勝利という部分でも、彼が人と人とを繋いでくれたことによって、チームが機能している部分は大きく貢献度は高いと思います。個人の部分でも非常に上下動を繰り返しながら守備に関わる、右からのクロスや配球で得点に結びつけるなど、持っている才能を発揮してくれたと思っています」

なお、連勝を狙う日本は24日に豊田スタジアムで中国代表と対戦する予定だ。

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