父が代表初ゴールを決めた日韓戦、水沼宏太は“声”を出す「枯れようが、フラフラになろうが、やりたい」
超ワールドサッカー / 2022年7月26日 23時28分
日本代表のMF水沼宏太(横浜F・マリノス)が、EAFF E-1サッカー選手権の最終戦への意気込みを語った。
19日に開幕したE-1選手権も残り1試合。日本は最終戦で韓国代表と対戦する。
初戦で香港代表に6-0で快勝した日本は、第2戦で中国代表に0-0のドロー。最終戦で観光に勝利すれば大会優勝となる。
32歳で日本代表初招集を受け、香港戦でデビューした水沼。中国戦は出番がなかったが、改めて振り返り、「キャンプが始まって短い中での試合で、初めて出た選手もたくさんいたので難しい試合になるとは思っていました」とコメント。「3戦全勝して優勝しようと臨んだ中で、勝てなかったのは悔しいですし、試合には出られなかったのでピッチ上で戦えないという悔しさはありました」。ピッチで戦える選手になれたら良かったなと、試合が終わってから感じました」と語り、チームの力になるためにピッチに立ちたかったとした。
ベンチから見守った水沼だが「この前の試合に関しては押し込む時間帯が多かったので、引かれた相手に対して色々なアイデアを持って崩していくことは感じていました」と語り、「僕の使える武器もあったので、悔しかったです」と、自身が出た時のイメージを持っていたとコメント。「残りの試合もあるので、出ればチームのために戦うこと、チームがうまく機能するようにプレーできるように、武器を使いながら戦いたいです」と語り、クロスやポジショニング、周りとの連携など、特徴を出したいと語った。
最終戦の相手は韓国代表。勝てば優勝となるが「最後は気持ちの部分が大事になると思いますし、初めての選手がいる中でJリーグの選手が集まってやるという意味では、日本のサッカーにとって大事な大会にもなっています」と語り、「Jリーグの選手たちが集まっているからこそプライドを持って戦わなければいけないです。とにかく相手に勝つことが1番で、勝たないことには先につながることは絶対ないです」と必勝であるとコメントした。
自身については「サイドで出ることになると思いますが、近くの選手と連係して、アイデアを出しながら攻撃することが良いと思いますし、みんなで攻めて、みんなで守ることができればと思います」とゲームプランを語った。
中国戦に引き分けたことでバッシングを受け、韓国戦で勝てなければさらにその声は高まる可能性がある。水沼は「僕自身はそんなにプレッシャーを感じていません」とコメント。ただ「バッシングがあるのは国を背負って戦っていればあること。選手たちは結果を出さなければいけないですし、プロであれば当たり前のこと。責任感を持ってプレーする必要があります」と、結果が出ずにバッシングされるのは当然だとした。
また「国を背負って戦うということは、これからもしたいですが、普段国を背負って戦うことはなかなかないので、力を出すことができればと思います」と、日本代表としての誇りを持って、しっかりと戦いたいと語った。
そのなかで重要になりそうなのは水沼の声だろう。横浜FMでも大きな声で試合中に指示したり、近寄って話したりと、コミュニケーションを取っている。
水沼は「いつからやっていたかは分からないですが、昔からやっていたと思います」と語り、「プレーもそうですが声で解決できることは試合中にたくさんあって、声をかけずに失点したりチャンスを逃すことは絶対したくないと思っています」と、声掛け1つで解決できることはしたいという意識があると言い、「声が枯れようが、フラフラになろうが、やりたいと思います」と、声を出し続けるとした。
その理由としては前述の問題解決以外にも、「チームのためにやりたいということが自分の中にあるので、自分のペースを掴むためにもやっている部分ではあります」と、どこかルーティーンにもなりつつあるようで、「声を発することで責任が返ってきますし、無責任な声はないので、自分を奮い立たせる意味でも昔からやっています」と語った。
今大会で優勝できれば、W杯に少し近づく可能性がある。水沼は初代表での日々を過ごし、「まだまだ成長したいし、代表に初めて呼ばれて、国を背負って戦うことはこんなに素晴らしいんだと思ったので、ずっと言っていきたいです」と語り、「絶対にW杯に出たい気持ちにもなりましたが、結果を出さなければ絶対に先につながらないので、チームを勝たせるためにチームが1つになれば結果がついてくると思うので、できることはやりたいと思います。出ていようがピッチの外にいようが、変わらずに僕自身がやりたいことをやっていると思います」と、声出しの部分を含め、チームが勝利に近づくためのことをしていきたいと意気込んだ。
なお、父の水沼貴史さんは、1984年9月の韓国戦で日本代表初ゴールを記録。水沼も韓国戦で初ゴールのチャンスがあるが「父も国を背負って戦ってきて、そのゴールを決めたのは息子としてすごいなと思います」と語り、「その巡り合わせがあるということで、結果を残したいですし、攻撃の選手でゴールを目指して結果がついてくれば嬉しいなと思います」と父と同じ韓国戦での代表初ゴールを目指すとした。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「現場と会社が1つになっている」町田の強さを語る太田宏介、リーグ戦完敗に終わった新潟との準々決勝に「リベンジしたい」
超ワールドサッカー / 2024年7月2日 22時5分
-
楽しみにしていた地元での“凱旋試合”も経験。帝京長岡MF柳田夢輝は10番にふさわしい結果を求め続ける
ゲキサカ / 2024年7月2日 12時25分
-
東京Vに痛快リベンジ果たした磐田・横内監督「最後までやり切った選手を誇りに思う」
超ワールドサッカー / 2024年6月27日 9時5分
-
「あれでまだ8割。恐ろしい」 首位ターンの町田、主将・昌子が脱帽した“頼もしい切り札”は?
FOOTBALL ZONE / 2024年6月24日 7時30分
-
なぜ黒田監督の発言は響くのか J1町田のキーマンが語る「伝わる言葉の選び方」の真相【インタビュー】
FOOTBALL ZONE / 2024年6月22日 7時1分
ランキング
-
1バド選手が試合で倒れて「AEDの使用もないまま」死亡 日本AED財団「痛恨の極み」、緊急メッセージに込めた思い
J-CASTニュース / 2024年7月3日 20時1分
-
2大谷翔平まさかの6月月間MVPならず リーグトップ12本塁打、24打点もハーパーが2か月連続受賞
スポーツ報知 / 2024年7月3日 23時50分
-
3大谷翔平が4年連続球宴出場決定!ファン投票DH部門63%でリーグ1位に 37%のシュワバーに圧勝
スポニチアネックス / 2024年7月4日 8時29分
-
4大谷翔平に塁上で敵軍24歳が「『バカ』か『アホタレ』のどっちかで呼んで」 大谷の答えとは?
スポーツ報知 / 2024年7月4日 10時54分
-
5「5人くらい関係を持った」“西武の新4番”岸潤一郎(27)の“ネットナンパ不倫”が発覚《“嫁が好きなんて一言も…”不倫相手に送った驚愕メッセージ》
文春オンライン / 2024年7月3日 16時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)