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契約延長拒否のアカンジはプレシーズンマッチで出番なし…ドルト指揮官は「この決断は正しいもの」

超ワールドサッカー / 2022年7月28日 17時59分

写真:Getty Images

ドルトムントのエディン・テルジッチ監督が、チームで出番のないスイス代表DFマヌエル・アカンジ(26)の現状について説明した。

アカンジは2018年1月から在籍するドルトムントでセンターバックの主力としてプレー。昨シーズンも公式戦36試合に出場してチームの守備を支える働きを見せた。だが、選手は今夏の移籍市場での移籍を望み、2023年6月までとなっている現行契約の延長に応じない構えを見せている。

一方で、アカンジにはインテルなどが関心を示しているものの、ここまで具体的なオファーはなし。ドルトムントではすでに構想外の扱いとなっており、宙に浮いた存在となってしまっている。

ここまでプレシーズンマッチでまったく出場を与えられていないアカンジについて、テルジッチ監督はドイツ『キッカー』に対して理由を説明。アカンジ本人に問題はないと強調しながらも、今後もチームで戦う選手を優先して起用する方針を明かした。

「(アカンジの扱いについては)選手にとっても、我々コーチにとっても簡単な状況ではない」

「今回は新シーズンまでの準備期間が非常に限られていた。それでも2つのプレシーズンマッチでは、競争力のある試合が実現するような準備ができたと思う」

「そして試合では、来シーズンも間違いなく我々と一緒にプレーすることになる選手たちの起用が重要だったのだ。これは、まさにプロフェッショナルな対処法だったと思っている」

「マヌエル・アカンジはここで、人間的にもプレー的にも何も間違ったことはしていないよ。ただ、この決断はチームや来シーズンについて考えるならば、正しいものだ」

また、アカンジについてはドルトムントのスポーツ・ディレクター(SD)であるセバスティアン・ケール氏も言及。現時点で新たなニュースはないとしつつ、今後の成り行きを見守りたいと語った。

「我々はまだ選手や経営陣と密接に連絡を取り合っている。今のところ、彼について何のニュースもない。それでも、彼は非常に慎重に準備を進めており、良いコンディションに仕上げている。それ以外については、様子を見るしかないだろう」

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