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PSGとローマ、マルセイユで中盤移籍ドミノへ?

超ワールドサッカー / 2022年8月3日 14時50分

写真:Getty Images

パリ・サンジェルマン(PSG)とローマ、マルセイユの間で中盤移籍ドミノが起きるようだ。

PSGは2日、ミランと競合していたリールのポルトガル代表MFレナト・サンチェス(24)の獲得を決定的なモノにした。

フランス『レキップ』によると、年俸500万ユーロ(約6億7600万円)+ボーナスという好条件のオファーを掲示し、レナト・サンチェスと個人間合意に至っていたPSGは、難航していたリールとのクラブ間交渉をようやく成立させたという。

当初、PSGはスタッド・ランスFWウーゴ・エキティケ獲得の際に用いた、来夏買い取り義務が生じるレンタルのオファーを掲示。しかし、今夏に当座の資金が必要なリール側が固辞。最終的に移籍金1500万ユーロ(約20億3000万円)での交渉成立となったという。

そして、今回のレナト・サンチェス獲得成功により、PSGはローマと交渉を行っていたオランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥム(31)の売却を正式に決断したという。

移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのニコロ・スキラ氏によると、今回の移籍形態は買い取りオプション付きの1年レンタルになるという。

PSGは900万ユーロ(約12億1800万円)と言われるワイナルドゥムの年俸の40%程度を負担し、ローマ側が残りを負担する見込み。また、同選手はローマ移籍に向けて減俸を受け入れたとの報道もある。さらに、この契約にはローマが2023-24シーズンのチャンピオンリーグ出場権を獲得した場合、買い取り義務が生じる条項が盛り込まれているとのことだ。

ワイナルドゥムのローマ移籍決定を受け、今度はローマのフランス代表MFジョルダン・ヴェレトゥ(29)にマルセイユ移籍の可能性が高まっている。

ジョゼ・モウリーニョ監督の構想外となったヴェレトゥは今夏の移籍市場での売却が既定路線となり、これまでニューカッスルやユベントスなど国内外のクラブが移籍先の候補に挙がっていた。

そういった中、イゴール・トゥドール新監督の下で中盤の補強を目指すマルセイユがここ最近になって関心を強めていた。

前述のスキラ氏によると、ローマとマルセイユの間ではレンタル移籍での交渉が進んでいるという。

両クラブは昨夏にトルコ代表FWジェンギズ・ウンデル、元スペイン代表GKパウ・ロペスの取引を行うなど良好な関係を築いており、ヴェレトゥは母国、チャンピオンリーグでプレー可能なマルセイユ行きを選択する可能性は十分にあるようだ。

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