取るべき時に取った川崎Fが4発大勝!! マルシーニョのハットで福岡を退ける【明治安田J1第26節】

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明治安田生命J1リーグ第26節、アビスパ福岡vs川崎フロンターレが20日にベスト電器スタジアムで行われ、4-1でアウェイの川崎Fが勝利を収めた。

YBCルヴァンカップはクラブ史上初のベスト4入りを決めたものの、リーグ戦では3試合連続無得点で2連敗中の福岡。ルキアンと山岸を前線に配置した[3-5-2]で臨んだ。

対する川崎Fはルヴァンカップでの衝撃的な敗退後、前節が台風8号の影響で中止となって試合間隔が空いた中で、横浜F・マリノスを下した"神奈川ダービー"と同じ11人でスタートした。

さい先良くゲームを動かしたのはアウェイの川崎F。8分、トライアングルのパスを駆使して右サイド打開し、脇坂のスルーパスから山根が右ポケットへ侵入してグラウンダーで折り返すと、マルシーニョが詰めて先手を取った。

失点を喫した福岡だったが、前のミドルなどを含めて押し込む時間を作ると、22分に追い付く。柳がボックス手前右からGKとDFラインのスペースへ絶妙なクロス。抜け出した山岸が左足で丁寧に合わせ、振り出しに戻した。

福岡が押し込んでポゼッションした際、ボールにアタックする選手がおらず、下がって構える守備が続いた川崎Fだったが一転、ロングカウンターから前半終了間際に再びリードを奪う。素早く右のハイサイドへ展開すると、抜け出した家長のクロスをレアンドロ・ダミアンが頭で落とし、ディフレクトしたこぼれをマルシーニョが反転から右足で流し込んだ。

ただ、着地の際に足を捻ったダミアンは自力で立ち上がることができず、担架でピッチを後に。急遽、小林が投入された。

後半の立ち上がりも福岡がいい入りを見せた中で、点を奪ったのは三度マルシーニョ。64分、対角へのパスを収めた家長が橘田とのパス交換から左足で柔らかいクロスを送ると、GKの前に入ってヘディングでネットを揺らし、ハットトリックを達成した。

なおも畳みかける川崎Fは古巣対戦となる遠野がドウグラス・グローリを背負った状態から右足のアウトサイドで浮かせて背後を取る技ありのプレー。ボックス内で掴まれて倒され、手を掛けたグローリにはレッドカードが提示された。これで得たPKを家長がきっちり沈め、73分にさらにリードを広げる。

終盤はジョン・マリという個にやや手を焼いたものの、数的優位を生かして時間を使い、タイムアップ。川崎Fが2連勝で、優勝争いに踏みとどまっている。

アビスパ福岡 1-4 川崎フロンターレ
【福岡】
山岸祐也(前22)

【川崎F】
マルシーニョ(前8)
マルシーニョ(前45)
マルシーニョ(後19)
家長昭博(後28)