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スペイン代表コンビ2発に守護神ルジ躍動のビジャレアルがアトレティコ撃破! エメリは20戦目で対シメオネ初白星《ラ・リーガ》

超ワールドサッカー / 2022年8月22日 4時50分

写真:Getty Images

ラ・リーガ第2節、アトレティコ・マドリーvsビジャレアルが21日にワンダ・メトロポリターノで行われ、アウェイのビジャレアルが0-2で勝利した。

開幕連勝スタートを目指すコルチョネロスとイエローサブマリンの強豪対決。

シメオネ体制11年目のシーズンに臨むアトレティコは、ヘタフェとの自治州ダービーをモラタのドブレーテ、フェリックスの3アシストの活躍などで3-0の快勝。ヴィツェル、モリーナの新加入組のパフォーマンス、グリーズマンの約9カ月ぶりのリーグ戦ゴールなど実りある初陣となった。今季への期待感高まるメトロポリターノでの開幕戦ではサウールに代えてカラスコを左ウイングバックで起用した以外、同じメンバーを継続した。

一方、昨季7位からの巻き返しを図るビジャレアルはバジャドリーとの開幕戦をジャクソン、バエナのカンテラ出身選手の活躍で3-0の快勝。さらに、ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)予選プレーオフ初戦では、ホセ・モラレスの2ゴール1アシストの活躍によって4-2の快勝。公式戦連勝を飾っている。そのハイデュク・スピリト戦から中2日で臨んだアウェイゲームでは、温存していた主力をスタメンに戻したほか、再レンタルで加入したロ・チェルソが今季リーグ初出場を飾った。

試合は開始早々にアトレティコに決定機。キックオフからボールを繋いでボックス右でコケの浮き球パスに反応したモラタが見事なトラップからの反転ボレーでゴールに迫るが、これはGKルジが驚異的な反応でセーブ。オフサイド判定が出たものの、リプレーではオンサイドに見えただけに、試合の流れを左右する開始直後の攻防となった。

これでホームチームが流れを掴むかに思われたが、以降はボールの主導権を握ったアウェイチームの時間が続く。11分にはロ・チェルソが鋭いシュートを枠に飛ばすが、GKオブラクの横っ飛びセーブに遭う。

流れの中ではアトレティコの堅守を揺さぶり切れないビジャレアルだが、相手を押し込んだことで多くのセットプレーを得てゴールへ迫っていく。

18分には左CKのショートコーナーの流れからキャプーがゴール前の密集をすり抜けるシュートを放つが、これもオブラクにセーブされる。さらに、33分にはパレホの正確なFKをボックス左で競り勝ったフォイスが頭で折り返したボールを、中央のジェラール・モレノが左足で合わせる。クロスバーを叩いたボールにいち早く反応した背番号7は身体ごとボールをゴールネットへ押し込むが、ここはハンドの判定でゴールは認められず。

一方、耐える時間帯が続いたアトレティコだが、前半終盤にようやく押し返すと、モラタとフェリックスの2トップが続けてボックス付近でシュートまで持ち込み、久々にGKルジを脅かす場面を作り出した。

互いに決め手を欠き試合はゴールレスで折り返す。後半立ち上がりは前半終盤からの流れを継続する形でアトレティコの時間となる。51分にはフェリックスの高い位置でのボール奪取からコケの横パスにペナルティアーク付近で反応したモリーナが左足ダイレクトシュート。だが、これはゴール前のモラタに当たってしまい枠の左へ外れる。

以降もアトレティコが効果的にフィニッシュのシーンを作り出すが、ビジャレアルも盛り返してイーブンの状況に。

試合は我慢比べの様相を呈する中、シメオネ監督は60分過ぎにマルコス・ジョレンテとレマルを下げてグリーズマンとデ・パウルを投入。さらに、70分にはフェリックスとモラタの2トップを諦めてクーニャとコレアを同時投入。

すると、一連の交代で攻撃に推進力が生まれると、71分にはアンヘル・コレアの背後への抜け出しからの鋭いグラウンダークロスにクーニャが飛び込む。だが、ゴール至近距離から放ったシュートはGKルジのビッグセーブに阻まれる。

一方、キャプーとロ・チェルソを下げてコクラン、バエナを投入したビジャレアルは、前述のピンチの直後に鋭いカウンターからジャクソンのミドルシュートで相手ゴールに迫ると、このプレーで得た右CKの流れからゴールをこじ開ける。

73分、パレホのCKが撥ね返されたボールをカウンター対応で後方に控えていたアルビオルが浮き球で右サイドのスペースに蹴り込むと、モリーナがクリアし損なったボールがゴール前にこぼれる。これに反応したジェレミ・ピノがゴール左下隅に右足のシュートを蹴り込んだ。

ミス絡みで先にゴールを許したアトレティコは、すぐさま反撃を開始。79分にはグリーズマンの右クロスをボックス左のカラスコがワンタッチで折り返し、これを中央のクーニャが叩きつけるヘディングで合わせる。だが、これは惜しくもクロスバーを叩く。さらに、この撥ね返りをカラスコが頭でゴールに押し込もうとするが、GKルジが驚異的なリカバリーからゴールラインぎりぎりでかき出す、圧巻のビッグセーブで阻んだ。

ホームで負けられないアトレティコは、試合終盤にかけてリスクを冒して前に出る。しかし、6バックに近い守備的な布陣で逃げ切りを図るビジャレアルの守備をあと一歩でこじ開けられない。

また、カードを辞さない遅延行為で時計を進めるアウェイチームの徹底した戦い方にフラストレーションを募らせるシメオネのチームは、は、モリーナがバエナに対する暴力行為で後半アディショナルタイムに一発退場。

一方、ビジャレアルは試合終了間際の97分に数的優位のロングカウンターからジェラール・モレノがトドメの2点目を決め切り、敵地での勝利を確固たるモノとした。

そして、アトレティコに今季初黒星を与えたビジャレアルが開幕3連勝と最高のスタートを切った。なお、エメリ監督は通算20戦目にしてシメオネ率いるチームに初勝利を挙げている。

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