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「自分勝手なことだと思う」湘南MF田中聡がベルギー1部のコルトレイク移籍で合意「挑戦が楽しみで仕方ない」

超ワールドサッカー / 2022年8月22日 12時43分

写真:©︎J.LEAGUE

湘南ベルマーレは22日、U-21日本代表MF田中聡(20)がコルトレイクへ期限付き移籍することで合意したことを発表した。

田中は長野県長野市、AC長野パルセイロのU-15から湘南ベルマーレU-18に加入。2020年には2種登録で明治安田生命J1リーグで17試合に出場し、YBCルヴァンカップ2試合、2021年にトップチームへと昇格すると、J1で36試合で2得点、ルヴァンカップで6試合、天皇杯で2試合に出場していた。

今シーズンもここまでJ1で17試合、ルヴァンカップで6試合、天皇杯で1試合に出場していた。

世代別の日本代表も経験している田中は、22日に離日。メディカルチェックを受けて正式契約を結ぶこととなる。

田中はクラブを通じてコメントしている。

「ベルギーのコルトレイクに期限付き移籍をすることになりました。まずはファン、サポーターの皆様の前で最後までプレーしている姿を見せられず、また挨拶ができなかったことをとても申し訳なく思っています。シーズン途中の移籍はチームに迷惑をかけてしまうことであり、自分勝手なことだと思います」

「ですが、昔からの夢であった海外でプレーするという夢が目の前にある状況の中で考え、悩みました。決断する時には本当にこの判断が正解なのか、もっと日本でプレーをしてからのほうがいいのかなど、いろいろと考えました。ただ、気持ちの整理がついた今では早くベルギーでプレーしたいという気持ちでいっぱいで、これからの挑戦が楽しみで仕方ないです」

「高校生からベルマーレに入り、4年半本当にお世話になりました。自分の今のプレースタイルを築いてくれたのは間違いなくベルマーレでの日々があったからです」

「ベルマーレに入っていなかったら、プロの世界に入ることはできなかったと思いますし、この海外への挑戦も叶わなかったと思います。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。自分が試合に出られるような実力ではない時期も、自分の成長のために常に使ってくれた監督、コーチ、スタッフの皆さんには本当に感謝してます。そしてその分、チームのみんなにもたくさん迷惑をかけました。ありがとうございました」

「プロに入ってからコロナの影響で声援のある中でプレーすることができず、悲しい気持ちもありますが、サポーターの皆さんはどんな状況でも最後まで手拍子、ハリセンでの後押しをしていただき、本当に大きな力になりました。ありがとうございます」

「最後に、ここまで育ててくれた両親、家族には本当に感謝してます。ベルギーから日本にいい報告を届けられるように自分らしく頑張ってきます。ありがとうございました」

コルトレイクはベルギー1部のジュピラー・プロ・リーグに所属。FC東京から移籍したDF渡辺剛が所属している。

【写真】湘南から世界へ、田中聡の幼少期からの成長の記録


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