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「家族も代理人も…」誰も浦和行きに賛成しなかった酒井宏樹、ACL制覇で成功へ「僕自身が証明するしかない」

超ワールドサッカー / 2022年8月26日 12時43分

写真:©︎CWS Brains, LTD.

浦和レッズの日本代表DF酒井宏樹が、全北現代モータース(韓国)戦を振り返った。

25日、浦和はAFCチャンピオンズリーグ(ACL)東地区準決勝で全北現代と対戦。3大会ぶりの決勝進出を目指す浦和は準々決勝でヴィッセル神戸を破った全北現代と対戦した中、11分に酒井のクロスを松尾佑介が合わせて先制する。

その後は主導権を握り、浦和のペースで進みながらも、全北現代の集中した守備の前に決定機を作れないでいると、55分にはPKを与えてしまい同点に。試合終盤は猛攻を見せるが、GKのセーブやポストに嫌われるなどしてゴールを奪えず、延長戦に突入する。

すると116分に一瞬の隙を突かれて失点。万事休すかと思われたが、120分に酒井が決死のスライディングタックルでボールを奪うと、最後はキャスパー・ユンカーがこぼれ球を詰めて土壇場で同点に。そのまま突入したPK戦ではGK西川周作が2本のセーブを見せるなどして1-3で勝利し決勝に駒を進めた。

試合後の記者会見に出席した酒井は「試合前から、タフな試合になることは予想できました。実際、日韓対決としてすごく熱い試合だったと思います」と、熱量の高い試合だったとし、「僕らはホームの試合でしたけど、そのアドバンテージを十分に生かすことができたかは分かりません。非常に難しい試合だったと思います」と、ホームの埼玉スタジアム2002で多くのサポーターがいた中でも難しさを感じたようだ。

「ただ、勝利を諦めることなく一丸となって120分闘った上で、次のステージに進むことができたことに対し、今はすごくチームを誇らしく思っています」」とコメント。決勝への切符を掴んだことを喜んだ。

その酒井は延長後半15分の奇跡の同点ゴールを生み出すスライディングタックル、そしてオーバーラップからのクロスを見せていた。

「正直、そのシーンはあまり覚えていません。ただただ負けたくない気持ちだけで走っていましたし、おそらくフィールド上の僕ら11人はその思いを共有できていたからこそ、ゴールが生まれたと思います。本当に、決まって良かったなという気持ちです」とコメント。必死すぎてあまり覚えていないという。

それだけ全てをかけ、クロスの後には足もつっていた酒井。浦和に加入した際にACLについて口にしていたが、タイトルまでは決勝を残すのみとなった。

酒井は移籍について反対を多くされていたことを明かしながらも、移籍を成功とするためには結果を残すしかないと、改めて気持ちを強く語った。

「昨年の夏にマルセイユからレッズに移籍してきて、当時は家族も代理人も含めて誰一人、この移籍に賛成の人はいませんでした。ただ、この移籍が成功だったかどうかは僕自身が証明するしかないと思っていましたし、そのためにはこの大会を獲ることがとても必要だと思っています」

「まだ何も成し遂げていませんが、東地区で優勝でき、ACL全体の決勝に進めたことは、僕にとって非常に大きなことです。それを成し遂げられたことについて、本当にチームメート、スタッフに感謝したいと思います」

【動画】奇跡の同点弾を呼び込んだワールドクラスの酒井宏樹のタックル


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