ユナイテッドが狙うアヤックスFWアントニー、本人も移籍を熱望「出ていきたいとはっきり伝えた」

写真：Getty Images

アヤックスのブラジル代表FWアントニー(22)が移籍希望を口にした。『EUROSPORT』が伝えている。

今夏、マンチェスター・ユナイテッドへの移籍が取り沙汰されるアントニー。ユナイテッドはアヤックスに対して複数回にわたってオファーを提示しており、先日には9000万ユーロの入札があったが、これも拒否されたと言われている。

クラブ間では未だに交渉が停滞している一方で、個人間では5年契約で合意したという噂。加えてアントニーが先日のチーム練習を欠席したことも報道をさらに過熱させている。

様々な憶測が飛び交う中、アントニーは移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏からのインタビューに応対。移籍を熱望するととともに、クラブへの感謝も語った。

「移籍期間中、話し合いは続き、アヤックスから契約更新のオファーも受けたよ。だけど僕はもう一度、出ていきたいとはっきり伝えたんだ」

「今日、クラブとの話し合いで当初から持っていた退団の意思を伝えたよ。今回はかなりの額のオファーがあったからね。他のオファーは以前から届いていたんだ」

「アヤックスは僕の後釜を決めるのにこれから5日しかないと言って拒否した。だけど、僕はチームに僕を放出しろとは言っていない。エールディビジ史上最高額で売ってくれと言っているんだ。クラブが安心してチームを再建できるように、2月からこのテーマについて主張してきたんだよ」

「アムステルダムではとても幸せだった。アヤックスでタイトルを獲得し、友人もでき、自分のキャリアの一部を築くことができたからね。でも今は、自分の物語や夢を追いかける準備ができているし、やる気にあふれているんだ。アヤックスはいつも僕の心の中にある」

「アヤックスファンに理解してほしい。サッカー選手の未来はとても不確かなもので、チャンスは一度きりしかない。僕の伝えたいことは、アヤックスやクラブ、ファンへの感謝の気持ちなんだ」