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伊東純也が豪快ヘディング弾で初ゴール! 退場者出したS・ランスは強豪リヨンとドロー《リーグ・アン》

超ワールドサッカー / 2022年8月29日 2時8分

写真:Getty Images

リーグ・アン第4節、スタッド・ランスvsリヨンが28日にスタッド・オーギュスト・ドローヌで行われ、1-1のドローに終わった。なお、ランスのFW伊東純也は先発出場し67分までプレーした。

前節、ストラスブールと1-1のドローとなり、開幕連敗を辛くもストップしたランス。ホームで今季初白星を狙う今節は、開幕連勝の強豪リヨンと対戦した。この一戦で伊東は[3-5-2]の2トップの右で2試合連続のスタメン出場を飾った。

試合はアウェイのリヨンがボールの主導権を握り、ランスが堅守速攻で応戦する予想通りの展開に。

ランスは自陣に押し込まれるものの、要所を締めた守備で決定機まで持ち込ませない。さらに、バログンと伊東の機動力を生かしたカウンターを繰り出し、幾度も相手の高いディフェンスラインに冷や汗をかかせる。

すると、開始直後から切れ味と良いボールタッチの感覚を見せていた日本代表FWが決定的な仕事を果たす。。24分、右サイド深くでブシが上げた正確なクロスに対して、うまくセンターバックの間に入り込んだ伊東は見事なヘディングシュートをゴール左隅の完璧なコースに突き刺し、待望のリーグ・アン初ゴールを奪った。

伊東のゴールで先制に成功したランスは、失点による焦りとコンディションがいまひとつに見えるリヨンに対して堂々と対峙。また、ショートカウンターから伊東のスルーパスに抜け出したバログンがボックス内でGKと交錯する場面もあったが、ここはファウルもシミュレーションも取られず。

結局、1点リードで試合を折り返したランスは、セットプレーからゴールに迫るなど、良い入りを見せる。しかし、時間の経過と共に押し込まれる状況が続くと、テテ、カクレに決定的なシュートを打たれる。これはGKペンツのビッグセーブで凌ぐが、63分にはラカゼットへの危険なスライディングタックルでロピーが一発退場に。

伊東はこの退場の煽りを受ける形でDFアグバドゥとの交代で67分にベンチへ下がった。

その後は攻めるリヨン、守るランスという構図が明確となり、ホームチームは我慢の戦いを強いられる。力業でゴールをこじ開けにかかるピーター・ボスのチームは、ムサ・デンベレ、シェルキ、バルコラと高い個の能力を持つアタッカー陣を続けてピッチへ送り出した。

すると、試合終盤にはランスの守備が耐え切れず、同点に追い付かれる。右サイドでシェルキが入れた左足インスウィングのクロスを、DFグラヴィジョンに競り勝ったデンベレに打点の高いヘディングで叩き込まれた。

残り時間を考えれば、このまま逆転まで持っていかれそうな状況となったが、勝ち点1への執念を見せるランスは、リヨンのボックス内でのシュートチャンスで最後まで寄せ切る粘りの対応をみせ、このまま1-1のスコアで試合をクローズ。

伊東の初ゴールでの今季初勝利を逃したランスだが、開幕連勝のリヨン相手に価値あるドローとなった。

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