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虚偽報告で試合中止とした名古屋に罰金200万円とけん責の処分…7月の川崎Fが中止

超ワールドサッカー / 2022年8月30日 17時58分

写真:©︎J.LEAGUE

Jリーグは30日、名古屋グランパスに対しての懲罰を決定した。

名古屋は2022年7月16日に開催予定であった川崎フロンターレとの試合に関して、保健所からの活動停止を受けたとして報告。試合が中止となっていた。

しかし、真実は管轄保健所から指導を受けたものではなく、名古屋グランパスの対応方針を是認されたものにすぎないのに、新型コロナウイルス感染者の多発により管轄保健所から同日から3日間の活動停止の指導を受けた旨をJリーグに報告し、チェアマン判断で中止となっていた。

これはクラブからの報告が判断基準となり、各Jクラブが虚偽を述べないことが大前提となっているものの、本件名古屋グランパスの行為はこの前提を揺るがすものとなった。

Jリーグは名古屋や対戦相手の川崎F、そして管轄の保健所への聞き取り調査を実施。その中で、故意に虚偽の報告をしたことは認められなかったとのことだ。

これに対して、Jリーグは、「けん責」と「罰金200万円」の処分を下すことを決定した。

今回の処分になった理由に関しても、故意ではなかったとはいえ、「名古屋グランパスは、Jリーグから保健所による指導の有無を再確認された際、保健所から試合中止など経済活動を中止する指導はできない旨を明確に伝えられていたにもかかわらず、チームの活動停止はこれと異なると判断し、保健所へ追加の確認等を行わなかった。これらが生じた背景には、担当と保健所とのやりとりならびにリーグへの報告内容に対し、組織として再度確認する体制が十分に整えられていないことも確認された」とされ、「虚偽報告により安易に日程遵守義務を回避したとの疑念を他のJクラブ、サポーター等に抱かれかねない事態を招いたことは、Jリーグの信用を大きく毀損するものである」とし、罰金処分となったという。

野々村芳和チェアマンはこの件に関し「実際に裁定委員会の中では、結果として中止の判断が変わらなかったので、量刑を与えるのは難しいということ。ただ、感情があることで、相手もあることなので、かなり重たいものという意見もあった」とコメント。ただ、「故意ではなくとも、確認を怠ったとのこと、試合の開催可否が軽んじられたことが大問題ということ。専門家の中でもいろいろ意見がある中で、罰金という形を取りたいという判断となった」と、試合開催に関わる部分での問題を重く受け止めるべきだとした。

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