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精巣がんを乗り越えたアラーが復帰に向けて意気込み「早く黄色い壁の前でプレーしたい」

超ワールドサッカー / 2022年8月31日 14時35分

写真:Getty Images

精巣腫瘍の治療を受けているドルトムントのコートジボワール代表FWセバスティアン・アラーが現在の心境を語った。『ESPN』がコメントを伝えている。

今夏にマンチェスター・シティへ巣立ったアーリング・ハーランドに代わる新エースとして3100万ユーロの移籍金でアヤックスから加入したアラー。しかし、チームに合流してまもなく、精巣腫瘍が発覚。直ちに治療を受けることとなり、無期限離脱を余儀なくされている。

そんなアラーがエールディビジの個人表彰式に出席。昨季の得点王は精巣がんが見つかった当初を振り返り、素晴らしい人々に恵まれた幸福を実感したと感慨に浸った。

「入院当初は大変だった。妻はなんとか慰めることができたけど、母さんはね…。やっぱり母親は母親だね。兄弟たちに連絡して母さんのためにそばにいてくれと頼んだんだ。孤独を感じないようにね」

「でも、家族や妻、フィジオ、アヤックスやドルトムントの人たちに囲まれて幸せだと思った。毎日大変だったけど、これは誰にでも起こりうることだと実感したよ」

アラーはまた、順調に復帰へ向かっていることを報告。すでに体力は平時に戻りつつあるようだ。

「今はとてもいい感じだよ。退院した初日からトレーニングを始めて、もう数カ月前と同じフィットネスに戻っているんだ。良い兆候だよ。食事もしっかり摂ってるしね」

「周りのみんなが自信を持たせてくれるんだ。そんなみんなに自分は大丈夫だと伝えたい」

「まずはピッチに戻ることが目標だ。そして黄色い壁の前でプレーし、初ゴールを決めたい。感動的な瞬間になるだろう。すぐにピッチに戻るよ」

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