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「僕じゃないんじゃないかと」J2リーグ初代MVPに輝いた横浜FC小川航基が本音、移籍1年目から得点力覚醒で最多26ゴール《2022J2リーグアウォーズ》

超ワールドサッカー / 2022年11月14日 22時20分

写真:©︎J.LEAGUE

今季から新設の2022J2リーグアウォーズが14日に行われ、最優秀選手賞に横浜FCのFW小川航基が輝いた。

若い頃から東京オリンピック世代きってのストライカーと評されながら、なかなか芽が出ずにいた小川だが、今季から地元クラブの横浜FCに完全移籍加入すると、大きくブレイク。2度の5試合連続ゴールに複数得点を7度も記録して、J2得点王の26得点を決めた。

チームも1年でのJ1返り咲きという最大のミッションもクリアし、充実のシーズンを過ごした25歳のストライカーも授賞の会見で「得点を取れたし、チームも昇格を達成できたし、すごく良いシーズンだった」と振り返り、喜びと感謝の思いを続けた。

「各賞をいただけたのも周りの選手だったり、監督だったりの『僕にゴールを決めさせたい』という思いのおかげ。僕1人でどうこうできるタイプの選手じゃないし、今年は周りの人に助けられて各賞をいただけた。周りのみんなに感謝したい」

そんな小川は受賞者が決まるまで「正直、優勝できなかったし、僕じゃないんじゃないかという思いもあった」と話したが、そうしたディスアドバンテージをも跳ね除けて手にしたJ2リーグ初代MVPという称号に「いただけて本当に嬉しく思う」と喜んだ。

また、「正直、これぐらいはやれる自信があった。逆にどうしてできなかったというのが疑問なところで、これが今の僕が持つ力だと思う」と胸を張り、シーズン前のキャンプで周囲の特長を掴めたのがこのたびのゴール量産に繋がった要因と自己分析した。

来季はJ1リーグが舞台だが、小川も「今までの戦いはすべて忘れ、もっともっと厳しいシーズンが待っている。今のままだと飲み込まれる」と気を引き締め、「しっかりとキャンプから良いチーム作りをして、J1で戦える、定着できるチームにしていきたい」と決意を新たにした。

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