FIFAインファンティーノ会長、3期目当選が決定的に
超ワールドサッカー / 2022年11月18日 15時5分
ジャンニ・インファンティーノ氏(52)がFIFA会長を続投する見込みとなった。
同氏は2016年2月、ゼップ・ブラッター氏の後任としてFIFA会長に就任。現在までに2期務め、前回のロシア・ワールドカップや今回のカタール・ワールドカップの開催を実現させた。ロシア大会の際には、ウラジミール・プーチン大統領から友好勲章を受章している。
ただ、今回のカタール大会に関してはキナ臭い話もちらほら。癒着や賄賂が取り沙汰され、現地では開幕直前にしてもなお、人権問題が蔓延っている。カタール開催が決定して以降、スタジアム建設に携わった労働者が6500人以上も死亡しているなどといった問題もあり、ブラッター前会長はついに「カタールでW杯を開催するのは間違いだった」と言い放った。
火消しに走るインファンティーノ会長は、参加する32カ国に向けて「今はサッカーだけに集中しよう」という旨の手紙を送ったそう。水面下で様々な問題が取り巻いているが、こと会長選については敵無しのようだ。
来年3月にルワンダの首都キガリで開催される第73回FIFA会議で選挙が行われるが、現状で対抗馬となる人物はおらず、3期目の当選が確実視されている。先日にはドイツサッカー連盟からも出馬させない旨の声明が伝えられた。
それもそのはず、イタリア人で初めてFIFA会長にのし上がったインファンティーノ氏は、209の加盟協会のうち200協会から支持されており、ヨーロッパでも52カ国が任期延長を承認している状況なのだという。
そのため、アメリカ、カナダ、メキシコで共同開催となる2026年のW杯まで会長を務めることが濃厚となったが、同会長は2031年まで続投する可能性もあるようだ。
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