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虚偽会計などの疑惑がつきまとうユーベ、会長ら役員が総退陣…「新たな取締役会の擁立が最善」

超ワールドサッカー / 2022年11月29日 13時50分

写真:Getty Images

ユベントスの重役が一斉辞任した。

ユベントスではここ数年のチーム成績が落ち込むなか、選手との契約や移籍などで虚偽会計や、不正なキャピタルゲインが疑われ、トリノ検察の調査対象に。アンドレア・アニェッリ会長をはじめ、役員に疑惑の目が向いている。

そのなか、ユベントスは28日に声明を公式サイトで発表。2021年6月30日時点の財務諸表が「会計処理の適用原則における範囲内」とした一方で、「慎重さを期すため、会計処理の変更」を決めたという。

また、同日の臨時総会には全役員が出席して会合が行われたとのことで、アニェッリ会長をはじめ、パベル・ネドベド副会長ら役員の総辞職という、チーム内に激震が走る決断を明らかにしている。

「取締役会のメンバーは懸案の法的および技術的、会計的な問題の重要性と関連性を考慮し、ユベントスが問題に対処するために新たな取締役会の擁立が最善だと判断した」

「このため、アンドレア・アニェッリ会長の提案に基づいて、取締役会の刷新に関する決定をできるだけ早く株主総会に提議できるよう出席した役員全員が辞すると表明した」

ユベントスは長らくアニェッリ家の所有下にあり、パヴェル・ネドベド副会長らとともに総退陣を決めたアニェッリ氏は2010年5月から会長に。前人未踏のセリエA9連覇を含む19個のタイトルを手にしたほか、自前のスタジアム建設にも尽力した。

なお、最高経営責任者(CEO)のマウリツィオ・アリバベーネ氏も現職を放棄する一派に含まれているが、取締役会は維持を要請。ゼネラルマネージャー(GM)にはマウリツィオ・スカナヴィーノ氏が就くという。

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