「国を代表することは常に特権」監督と意見が対立しW杯から追放されたカメルーンGKが声明「グラウンドに立つことは許されなかった」
超ワールドサッカー / 2022年11月29日 21時55分
カメルーン代表から除外されたGKアンドレ・オナナが声明を発表した。
カタール・ワールドカップ(W杯)で2大会ぶり8回目の出場を果たしたカメルーン。グループGに入り、ブラジル代表、セルビア代表、スイス代表と同居している。
かつて代表でもプレーしたリゴベール・ソング監督が率いるチームは、初戦のスイス代表戦で0-1の敗戦を喫していた。
28日には第2戦でセルビア代表と対戦したが、試合を前にオナナはチームから追放されることに。セルビア戦はGKデイヴィス・エパシがゴールを守り、3-3の引き分けに終わった。
オナナは、自身のプレースタイルに関してソング監督と意見が対立。ソング監督は出来るだけダイレクトなプレーを求め、自陣のゴール前でリスクを冒さないことを求めたが、オナナはこれに応じず。その結果、チームから追放されることになった。
すでにパリに飛んだという情報もある中、オナナは声明を発表。カメルーン代表、そして母国への愛情を示し、チームの成功を願うとした。
「僕の国と代表チームへの愛情を表現したいと思う」
「昨日はいつものように、チームの目標を達成するため、カメルーン代表を助けるためにグラウンドに立つことは許されなかった。僕は常に、チームを成功に導くために、良いと思う方法で行動した」
「フットボーラーがよく経験する事態の解決策を見つけることに全力でエネルギーを注いできたが、相手には意志がなかった。一致させるのが難しい時もある」
「でも、僕はチームと国の成功を追い求める責任者の決定を常に尊重し、支持する」
「この大会で、自分たちの実力を証明することができたので、僕はチームメイトに全力を尽くしてもらいたいと思う」
「僕が人として、また選手として推進する価値観は、僕を特定するものであり、幼少期から家族が僕に与えてくれたものだ。カメルーンを代表することは常に特権だ。国が第一であり、それは永遠に続く」
勝たなければグループステージ突破への道が閉ざされるカメルーンは、12月2日の最終戦でブラジル代表と対戦する。
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