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プリシッチ弾でイランを下したアメリカがGS逆転突破! ラウンド16ではオランダと対戦《カタールW杯》

超ワールドサッカー / 2022年11月30日 6時10分

写真:Getty Images

カタール・ワールドカップ(W杯)グループB最終節のイラン代表vsアメリカ代表が29日に行われ、0-1でアメリカが勝利した。

ここまで1勝1敗でグループ2位のイランと、2分けでグループ3位のアメリカによる最終節。

4日前に行われたウェールズ代表戦を終盤の2ゴールで劇的勝利したイランは、その試合のスタメンからGKホセイニをGKベイランヴァンドに変更した以外は同じスタメンを継続した。

一方、イングランド代表と前節をゴールレスドローで終えたアメリカは、その試合からスタメンを2人変更。ライトとジマーマンに代えてサージェントとカーター=ヴィッカーズを起用した。

試合は立ち上がりからアメリカがやや押し気味にゲームを進めるが、自陣で集中した守りを見せる相手に対してなかなか効果的な崩しを見せられず、なかなか決定機まで至らない状況が続く。

それでもアメリカは28分、ボックス手前でパスを受けたサージェントがミドルシュートを放つと、相手DFの右足にディフレクトした浮き球をウェアがヘディングシュートで合わせたが、これは相手GKが正面でキャッチ。

膠着状態が続く中、アメリカは38分に敵陣中盤のマッケニーのロングパスをボックス右深くまで侵入したデストが頭で折り返すと、ゴール前に走りこんだプリシッチがハーフボレーで身体ごとゴールに押し込んだ。

先制したアメリカは、前半終了間際のアディショナルタイム6分にもマッケニーのスルーパスから相手DFの裏に抜け出したウェアがゴールネットを揺らしたが、これはオフサイドの判定でゴールは取り消された。

両チーム選手を入れ替えて臨んだ後半は、立ち上がりから一進一退の攻防が続く。そんな中、1点を追うイランは65分にボックス右から侵入したゴリザデーのマイナスの折り返しをボックス中央左のゴッドスが右足ダイレクトでゴールを狙ったが、シュートはわずかに枠の右に外れた。

その後は互いに選手を入れ替えながらゴールを目指したが、拮抗した展開が続く。そんな中、アメリカは82分にウェアとデストを下げてジマーマンとムーアを投入。守備の選手を入れて5バックに移行し逃げ切りに入った。

終盤にかけて猛攻を仕掛けるイランは、後半アディショナルタイム3分にセットプレーからチャンス。バイタルエリア左で獲得FKからレザイアンか供給したクロスをニアのプーラリガンジがダイビングヘッドで合わせたが、これは枠の左に外れた。

結局、試合はそのまま0-1でタイムアップ。プリシッチのゴールを守り抜いたアメリカがイランを下し、逆転で2大会ぶりのグループステージ突破を決めた。

なお、2位通過のアメリカは、12月3日に行われるラウンド16でグループAを首位で通過したオランダ代表との対戦が決定した。

イラン 0-1 アメリカ
【アメリカ】
プリシッチ(前38)

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