「あそこは俺のコース」日本が揺れた豪快な左足同点弾、堂安律がスペイン撃破に「大きな壁を乗り越えた」

写真：Getty Images

スペイン代表戦で同点ゴールを決めた日本代表MF堂安律(フライブルク)が、喜びを語った。

1日、カタール・ワールドカップ(W杯)のグループE最終節で日本はスペインと対戦した。

グループ首位のスペインに対し、2位の日本は負ければ敗退が決定。引き分けでも厳しい状況となっており、勝利が必要な状況だった。

試合は前半にアルバロ・モラタにゴールを許し0-1で後半へ。堂安はハーフタイムに交代して出場すると48分、左サイドで三笘薫と前田大然がプレスをかけると、こぼれ球を拾った堂安がボックス手前から左足一閃。GKウナイ・シモンの手を弾きながら豪快にネットを揺らし、同点に追いついた。

試合はその5分後に田中碧がゴールを決めて逆転。スペインに押し込まれる時間も長かったが、耐え切って逆転勝利を収め、史上初の1位でグループステージを突破した。

試合後のインタビューに応じた堂安は、逆転勝利に「本当にまだ歴史を塗り替えたわけじゃないんですが、大きな壁を乗り越えたなと。チーム一丸となって戦えた結果だと思います」と喜びを露わにした。

豪快なミドルシュートを叩き込んだが、「あそこは俺のコースなので」とコメント。「あそこで持てば絶対打ってやると決めていたので、思い切って打ちました」と、自信を持って放ったシュートだとした。

堂安は、初戦のドイツ代表戦に続いて、スペイン代表からもゴールを奪ったことに。W杯でゴールを決めると意気込んでいた中、重要すぎる2つのゴールを決めた。

「これで1戦目が奇跡じゃなく、必然的に勝ったと国民の皆さんに思ってもらえると思います」

「ただ、ベスト16の壁は乗り越えられていないので、今日は本当にたくさんみんなで喜んで、明日から切り替えたいと思います」

次の試合に向けて意気込みを語る堂安。「攻撃的に行くしかなかったので、アグレッシブに行けということでした」と森保一監督からの指示を明かしたが、ファンに向けては次の試合でも後押しを求めた。

「国民の皆さん。おはようございますという時間だと思いますが、朝早いにも関わらずたくさんの方が応援してくれたと思いますし、次の試合も皆さんの力が必要なので、応援よろしくお願いします」

ラウンド16に進出した日本は、グループFで2位となったクロアチア代表と対戦。前回大会の準優勝チーム相手にどんな試合を見せるのか注目だ。

【動画】痺れる一撃！堂安律が豪快に左足で叩き込む同点弾！

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— 超ワールドサッカー (@ultrasoccer) December 1, 2022