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来年1月再開のセリエAでセミオート・オフサイド導入が決定

超ワールドサッカー / 2022年12月10日 0時30分

写真:Getty Images

中断明けのセリエAでセミオート・オフサイド(半自動オフサイド)が採用されることになった。

レガ・セリエAのロレンツォ・カジーニ会長は9日、イタリア『Rai Italia』でカタール・ワールドカップ(W杯)中断明けの来年1月4日のセリエA再開に伴いセミオート・オフサイドの導入を発表した。

「イタリアとワールドカップの両方で、1月4日にチャンピオンシップが再開され次第、セミオート・オフサイドを適用する準備ができている」

また、同会長は12月15日に発表されるセリエA改革プロジェクトに関して、セミオート・オフサイド同様に新たなテクノロジーの導入を示唆している。

「イタリアがワールドカップへの出場権を獲得できなかった後、さまざまな報告書を読み、最先端を調査し、すべての分野を横断する改革を提案する義務があると感じた。たとえば、VARの改善、アクチュアルプレータイムの改善などスポーツ部門だ。改革の適格な要素である若者の価値を高めることだ」

国際サッカー連盟(FIFA)は、以前から判定のスピードと正確性を向上させるため、新たなテクノロジーの採用を検討。幾つかの大会での試験を経て、今回のカタールW杯ではセミオート・オフサイドが本格導入され、ここまでは概ねまずまずの評価を得ている。

なお、セミオート・オフサイドは、スタジアムの屋根の下に設置された12台の専用トラッキングカメラを使用し、1秒間に50回、全ての選手の最大29個のデータポイントを収集。これによりオフサイドの可能性が発見されると、最終判断を下すビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)に警告が送られるというもの。

さらに、ワールドカップ公式試合球『adidas Al Rihla』は、ボール内部に慣性計測ユニット(IMU)センサーを搭載しており、際どいオフサイドの発生を検知するためにさらに重要な要素を提供。

ボールの中央に設置されたセンサーは、1秒間に500回、ボールデータを映像オペレーションルームに送信し、キックポイントを非常に正確に検出することができる。

手足のトラッキングデータとボールのトラッキングデータを組み合わせ、人工知能を応用することで、味方がボールを出した瞬間にオフサイドポジションにいたアタッカーがボールを受けると、ビデオ・オペレーションルーム内のビデオマッチオフィシャルに自動オフサイド警告が提供される。

ビデオマッチオフィシャルは、主審に伝える前に、自動的に選択されたキックポイントと、選手の手足の位置を計算して自動的に作成されたオフサイドラインを手動で確認し、提案された判定を検証する。このプロセスは数秒以内に行われ、オフサイドの判定をより速く、より正確に行うことができる。

ビデオマッチオフィシャルとピッチ上のレフェリーが判定を確認した後、判定に使用されたものと全く同じ位置データが、ボールがプレーされた瞬間の選手の手足の位置を完全に詳細に示す3Dアニメーションに生成される。

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