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不屈のクロアチアが2戦連続PK戦を制してベスト4、ブラジルはネイマール弾も無念の敗退《カタールW杯》

超ワールドサッカー / 2022年12月10日 2時53分

写真:Getty Images

カタール・ワールドカップ(W杯)準々決勝、クロアチア代表vsブラジル代表が9日に行われ、1-1で120分を終了。PK戦の末、4-2でクロアチアがベスト4に進出した。

ラウンド16で日本代表をPK戦の末に下したクロアチアは、風邪をひいていたソサがスタメンに復帰。3トップはクラマリッチ、ペリシッチ、パシャリッチが形成した。

一方、韓国代表を4-1と粉砕したブラジルは韓国戦同様のスタメンで臨み、3トップはリシャルリソン、ヴィニシウス、ハフィーニャが形成。ネイマールは[4-3-3]の左インサイドMFに入った。

立ち上がりから押し込む展開としたのはブラジル。5分にはヴィニシウスが枠内シュートを放ったものの、自陣に引いてカウンターを狙うクロアチアも負けじと応戦。

日本戦で120分を戦った疲労を感じさせないクロアチアが良い入りを見せたことで互角の攻防が繰り広げられていく。

前半半ば以降はクロアチアがポゼッションを高めていった中、徐々に膠着した展開となりゴールレスでハーフタイムに入った。

迎えた後半、開始2分にブラジルに好機。右サイドからミリトンが入れたクロスのルーズボールがゴールへ。しかしGKリヴァコビッチのファインセーブに阻まれた。

さらに直後、ユラノビッチにボックス内のハンドがあったように思われたが、VARはノーファウルとしてPKにはならなかった。続く55分にもブラジルに先制のチャンス。リシャルリソンのスルーパスをボックス左で受けたネイマールがシュート。だが、ここもGKリヴァコビッチにセーブされた。

攻勢のブラジルはハフィーニャに代えてアントニーを、さらにヴィニシウスに代えてロドリゴを投入した。両ウイングをフレッシュな2人とした中、66分にも決定機。

ネイマールのパスを受けたパケタがボックス内に侵入。ゴール至近距離からシュートに持ち込んだが、ここもGKリヴァコビッチの好セーブに阻止された。

劣勢のクロアチアがペトコビッチとヴラシッチの両アタッカーを投入したのに対し、76分にもブラジルに絶好の先制チャンス。リシャルリソンのスルーパスをボックス左で受けたネイマールがシュート。だが、ここもGKリヴァコビッチの好守に阻止されてしまう。

80分のパケタのシュートもGKリヴァコビッチの手に収まった中、後半終盤にかけてもブラジルが押し込み続けたがゴールを割れず試合は延長戦にもつれ込んだ。

それでも延長前半16分、ブラジルがゴールをこじ開ける。決めたのはネイマール。パケタとのワンツーでボックス内に侵入したネイマールがシュートを決めきった。

延長後半、このままブラジルが勝ち切るかと思われたが、同12分にクロアチアが追いつく。ロングカウンターに転じた流れからオルシッチの左クロスをペトコビッチがボレーで合わせネットを揺らした。

1-1で120分を終え、迎えたPK戦ではブラジルの1番手キッカーを務めたロドリゴのシュートをGKリヴァコビッチが止めたクロアチアが4-2で勝利。日本戦に続き、2戦連続PK戦を制したクロアチアがベスト4に勝ち上がった。

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