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「兄と幸せを分かち合いたい」豪快ゴールで決勝に導いたフランス代表DFテオ・エルナンデス、初戦で重傷を負い離脱した兄を想う

超ワールドサッカー / 2022年12月15日 6時55分

写真:Getty Images

先制ゴールを決めたフランス代表DFテオ・エルナンデスが、2大会連続の決勝進出を喜んだ。

14日、カタール・ワールドカップ(W杯)の準決勝でフランスはモロッコ代表と対戦した。

ディフェンディングチャンピオンとして臨んだ今大会。FWカリム・ベンゼマやMFポール・ポグバ、MFエンゴロ・カンテなど主軸にケガ人が続出し、苦しい中スタートした大会だったが、順調に勝ち上がり準決勝に駒を進めた。

アフリカ勢初のベスト4進出を果たし、躍進が続くモロッコとの決戦となったが、試合は5分に右サイドを崩すと、最後はテオ・エルナンデスがアクロバティックなシュートで叩き込み先制する。

モロッコも反撃に出る中で、フランスは粘り強い守備を見せることに。すると79分には出場したばかりのFWランダル・コロ・ムアニがFWキリアン・ムバッペのシュートのこぼれ球を押し込み追加点を奪った。

最後までモロッコは諦めなかったものの、フランスは堅い守備を見せてシャットアウト。2-0で勝利を収めた。

試合後のインタビューに応じた、テオ・エルナンデスはモロッコ戦を振り返り「信じられない。とてもタフな試合だった」とコメント。決勝進出に喜びを露わにした。

自身としては初のW杯出場となった中、チームとしては2大会連続の決勝進出に。「大一番だ。私は兄と幸せを分かち合いたい」とコメント。共にフランス代表に選ばれながらも、初戦のオーストラリア代表戦で右ヒザ前十字じん帯断裂の重傷を負い、チームを離脱した兄のDFリュカ・エルナンデスと分かち合いたいとした。

また、「信じられない。家族、デシャン監督に感謝している」と語り、多くの支えがあっての決勝進出だと感謝のコメントを残している。

フランスが優勝すれば、60年ぶりの連覇達成。イタリア、ブラジルに続く3カ国目の偉業達成となる。試合は18日24時から、アルゼンチン代表との決戦となる。

【動画】テオ・エルナンデスがアクロバティックな先制ゴール!



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