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「ハーフタイムに少し指を負傷した」W杯決勝の前半に怒り、檄を飛ばしたデシャン監督が指負傷を告白「状況を好転させなければ」

超ワールドサッカー / 2022年12月19日 22時50分

写真:Getty Images

フランス代表のディディエ・デシャン監督が、ハーフタイムのちょっとした出来事を明かした。

18日、カタール・ワールドカップ(W杯)決勝が行われ、フランスはアルゼンチン代表と対戦した。

60年ぶり、史上3カ国目のW杯連覇を目指したフランス。しかし、立ち上がりからアルゼンチンのインテンシティの前に何もできず、細かいプレーでもミスが連発。その結果、2点ビハインドになるも反撃の糸口を掴めないまま時間が過ぎていく。

デシャン監督は、41分でオリヴィエ・ジルーとウスマーヌ・デンベレを下げ、マルクス・テュラム、ランダル・コロ・ムアニを入れて流れを変えにいく。

しかし、この交代も奏功せず、苦しいまま前半が終了した。

ピッチサイドでも檄を飛ばしていたデシャン監督だったが、やはり低調なパフォーマンスにフラストレーションが溜まっていたのだろう。ハーフタイム明けには、なぜか右手の親指に包帯を巻いて出てきていたのだ。

試合は後半もアルゼンチンが主導権を握ったが、80分にPKを獲得しキリアン・ムバッペが決めて1点差に。するとその1分後にはムバッペが強烈なボレーを叩き込んで一気に同点。そのまま逆転するかと思われたが、試合は延長戦へ。すると延長戦ではメッシとムバッペがゴールを決めてPK戦にもつれ込む。

PK戦ではフランスの2人が失敗。アルゼンチンは4人が成功し、4-2で勝利。36年ぶり3度目の優勝となった。

連覇を逃したデシャン監督は、試合後に指の包帯について言及。やはり、ハーフタイムに檄を飛ばしていたことがわかった。

「ハーフタイムに少し指を負傷した。それは時々起こることだ。少し波風をたて、状況を好転させなければいけない」

「フィジカル的にもベストではなく、W杯決勝を戦っているチームとの対戦だった。でも、我々はそういう印象ではなかった」

低調なパフォーマンスに怒った結果、指を負傷したデシャン監督。結果、PK戦にまでもつれ込むほどの粘りを見せたが、最後は結果を掴めず、悔しい思いだろう。

【写真】前半にはなかった包帯が、後半には…






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