カンテ、早急なバルサ移籍を望むも…チャビ監督と上層部の考えにズレ

写真：Getty Images

バルセロナ行きが噂されるチェルシーのフランス代表MFエンゴロ・カンテ(31)だが、状況は不透明のようだ。

今季での退団の可能性が取り沙汰されているセルヒオ・ブスケッツの後釜として、バルセロナが狙いをつけているカンテ。チェルシーで長らく主力として活躍し、チャンピオンズリーグ優勝にも貢献したが、今季はハムストリングのケガで公式戦2試合の出場にとどまっている。

また、クラブが新オーナーを迎え、指揮官も交代となった中、カンテもキャリアの転換期と捉えているようで、スペイン『スポルト』によれば、バルセロナ移籍を早急にまとめたい考えなのだという。

しかし、バルセロナでは経営陣と現場で意見が割れている模様。スポーツ・ディレクターのマテウ・アレマニ氏が財政難のため安価に抑えられるカンテを適材と見る一方、チャビ・エルナンデス監督は23歳と将来性のあるソシエダのマルティン・ズビメンディを要求しているとのこと。

ただ、指揮官の要求に応えるには6000万ユーロほどの移籍金を用意しなければならず、この上層部と現場の摩擦がカンテのオペレーションにも影響を及ぼす状況になっているようだ。