入院中のペレ氏のガンは進行中と病院が発表、クリスマスも病院で迎えることを娘も報告

写真：Getty Images

“サッカーの王様”と称されるブラジルのレジェンド、ペレ氏(82)は現在入院中だが、治療中のガンは進行しているという。

個人で3度ワールドカップ(W杯)を制しているペレ氏。あたーるW杯期間中もインスタグラムを通じて、ブラジル代表FWネイマールやアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、フランス代表FWキリアン・ムバッペなどにエールを送っていた。

そのペレ氏は、11月29日にサンパウロのアルバート・アインシュタイン病院に入院。ガンの治療のためだったが、化学療法も効果がないことが分かり、終末期緩和ケア病棟で痛みを和らげるための処置を受けているとされていた。

また、ペレ氏は呼吸器感染症によって抗生物質による治療を受けているともされていた中、21日に病院側が新たに声明を発表。ガンが進行しているとした。ブラジル『グローボ』や『ESPN』などの複数メディアが伝えている。

病院側の声明では「結腸腫瘍に対する化学療法の再評価と呼吸器感染症の治療のために11月29日に入院したエジソン・アランテス・ド・ナシメント(ペレ)は、腫瘍性疾患の進行を示しており、腎機能障害と心機能障害に関連するより大きなケアを必要としています」とされ、「患者は、医療チームの必要なケアの下、入院したままです」と説明されている。

また、娘であるケリー・ナシメントさんもインスタグラムを更新。「インスタファミリーへ。我が家のクリスマスは休止中です。ドクターと一緒に、様々な理由から、この新しい家族…アインシュタイン病院が私たちに与えてくれる全てのケアを受け、ここに留まる方が良いと判断しました」と入院を続けることに決めたとした。