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仙台のバンディエラ、MF富田晋伍が現役引退「応援があったからこそ、ここまで走り続けられました」

超ワールドサッカー / 2022年12月22日 10時50分

写真:©︎J.LEAGUE

ベガルタ仙台は22日、MF富田晋伍(36)の現役引退を発表した。

東京ヴェルディの下部組織に所属していた富田は、2005年に加入した仙台でプロデビュー。18年にわたって仙台でプレーし続け、公式戦通算518試合に出場し、8ゴール16アシストを記録した。

今シーズンも開幕から5試合連続で出場機会を得たが、3月に行われた明治安田生命J2リーグ第5節のモンテディオ山形戦で右ヒザの関節内側側副じん帯を損傷。以降は出場機会が激減し、リーグ戦7試合の出場にとどまった。

現役生活に別れを告げる決断を下した富田は、クラブを通じて関係者や家族への感謝を述べている。

「今シーズン限りで現役を退く決断をしました。まずはJ1復帰という目標を達成出来なかったこと、個人としてもチームの力になれなかったことを大変申し訳なく思っています。なんとなくボールを蹴りはじめ、いつしかサッカーが大好きになり、サッカーしかしてこなかった自分が今日までプレーできたのはチームメート、指導者をはじめとする沢山の方々の支えや指導のおかげです。この場を借りて、感謝申し上げます」

「また、いい時も悪い時もクラブを支え、後押ししてくれたファン、サポーターのみなさまの応援があったからこそ、ここまで走り続けられました。みなさまの応援、声で選手たちはどんなに疲労していてもあと一歩足を出すことができます。これからJ2優勝、J1昇格に向けて戦うチームにも変わらないサポートをよろしくお願いいたします」

「そして、サッカーを始めてから何不自由なくサポートし続けてくれた両親、いつも横にいて支えてくれた妻、どんな状況でも家に帰れば私を笑顔にしてくれた子どもたちにも改めて感謝の気持ちを伝えさせてください。本当にありがとう」

「ベガルタ仙台に拾ってもらう形で加入した時は、自分がここまで1つのクラブでプレーするとは全く想像もしていませんでした。歳を重ねる毎にクラブへの愛着も増し、また東日本大震災という大きな出来事もあり、地域に対する思いも強くなりました。この18年間でクラブ、地域にタイトルなど自分が大きなものを残せたとは思っていません。ただ何かファン、サポーターや地域のみなさまに自分のプレーする姿から少しでも何かを感じていただけていたら、プロサッカー選手としての役割は少し果たせたのかなと思います」

「これから、立場は変わりますが地域連携活動を通して、サッカーやベガルタ仙台の魅力をひとりでも多くの方に伝え、クラブの更なる発展に貢献してまいります。18年間多大なるご支援、ご声援ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします」

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