C・ロナウド退団がユナイテッド復権の第一歩！ イングランド代表OB「クラブの前進にとって良いこと」

写真：Getty Images

元イングランド代表のスタン・コリモア氏が、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが去ったマンチェスター・ユナイテッドに期待を寄せている。

C・ロナウドはカタール・ワールドカップ(W杯)直前に、クラブに無断で応じたインタビューでエリク・テン・ハグ監督やクラブを一方的に非難。その結果、クラブ史に名を残すべき偉大なプレーヤーは契約解除という結末を迎えた。

イギリス『ミラー』のコラムニストを務めるコリモア氏は、C・ロナウドの退団こそがユナイテッドにとって復権の第一歩だと力説。テン・ハグ監督の肩の荷も軽くなるだろうと語った。

「テン・ハグは今後、来る日も来る日もC・ロナウドについて質問されることはないし、試合中のカメラが頻繁にベンチのロナウド、観客席のサー・アレックス・ファーガソンを映すこともない。クラブの前進にとっては良いことだ」

また、自身の古巣でもあるリバプール、マンチェスター・シティを引き合いに、一貫した哲学、戦術のもとで選手を獲得しなければならないと説き、ここ数年のユナイテッドはプレースタイルを確立できていないとした。

「何らかのビジネス(補強)を行う場合、それがどんな選手であろうと、ファン・サポーターから理に適った取引だったと言われることが重要だ。『なぜその選手を獲得したか、よく理解できるよ』とかね」

「ユナイテッドは過去何年にもわたってマーケットで莫大な額を浪費してきた。今こそファンが『ユナイテッドの戦術とはこう』と語ることができるチームに戻らなくてはならない」

C・ロナウドが去ったユナイテッドは、中断明け最初の公式戦となった22日のEFLカップ(カラバオカップ)4回戦でバーンリーに2-0の勝利を収めている。