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「忘れることも、許すこともできない」W杯前にモロッコ代表監督を退任したハリルホジッチ氏、当時の出来事を回想「プライドを奪った」

超ワールドサッカー / 2022年12月26日 17時5分

写真:Getty Images

かつて日本代表を率いたこともあるヴァイッド・ハリルホジッチ氏が、モロッコ代表監督解任の件について語った。フランス『レキップ』が伝えた。

ハリルホジッチ氏は、2019年8月にモロッコ代表の監督に就任。カタール・ワールドカップ(W杯)に向けたアフリカ予選を指揮し、チームは見事に出場権を獲得した。

しかし、チェルシーのMFハキム・ツィエクやバイエルンのDFヌサイル・マズラウィら一部選手との確執により、チームの主力となりうる実力者を除外。結果を残した一方で、選手選考に関する批判の声は常にあがっていた。

それでもコートジボワール代表、アルジェリア代表、日本代表、そしてモロッコと、4大会連続で別の国をW杯に導いた手腕は評価されるべきであり、そのままW杯の指揮を執ると思われていた。

ただ、今年5月に解任論が高まると、モロッコサッカー協会(FRMF)は解任を否定する声明を発表。しかし、その後に翻意し、8月11日に解任を発表していた。

当初は友好的な話し合いが行われていたとされたが、W杯が終わりハリルホジッチ氏が当時のやりとりを明かした。

「彼らは私のプライドを奪っていった。私はそれを忘れることも、許すこともできない」

「それはまた、監督のキャリアへの別れでもあるはずだったからだ」

内情を明かしたハリルホジッチ氏。しかし、怒っているというわけではなく、代表チームに関する考え方の違いが原因だったと語った。

「“アトラスのライオン”の準備に関する意見の相違だ」

結果、その後に就任したワリド・レグラギ監督の下、ハリルホジッチ監督によって構想外となっていたツィエクやマズラウィらはW杯のメンバー入り。チームはアフリカ勢初となる4位で大会を終え、大成功を収めていた。

大会前にいざこざがあった中での躍進。2大会連続で本大会での指揮が執れなかったハリルホジッチ氏は複雑な心境と言えるだろう。


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