低調スパーズがホームでビラに完敗…連続先制点献上は2桁に更新され厳しい2023年スタートに《プレミアリーグ》
超ワールドサッカー / 2023年1月2日 1時3分
プレミアリーグ第18節、トッテナムvsアストン・ビラが1月1日にトッテナム・ホットスパースタジアムで行われ、アウェイのアストン・ビラが0-2で勝利した。
再開初戦となったブレントフォードとのアウェイゲームを2-2のドローに持ち込んだ4位のトッテナム。ここ最近の失速によって下位との勝ち点差が縮まっている中、2023年初戦では12位のアストン・ビラをホームで迎え撃った。
コンテ監督は前節から先発4人を変更。守護神ロリスの復帰に加え、ダイアーとタンガンガに代わってベン・デイビスと、カタール・ワールドカップ王者のロメロが復帰。また、筋肉系のトラブルでベンチ外のクルゼフスキに代わってブライアン・ヒルが加入後2年目にして初のリーグ戦スタメンとなった。
直近9試合連続先制点を許すなど、前半の戦いに大きな問題を抱えるトッテナムは、前から積極的にプレッシャーをかけるアグレッシブな入りを見せる。
ただ、細かく繋ぐプレー、GKオルセンからのロングボールと局面に応じて割り切った姿勢を見せるアウェイチームになかなか守備が嵌らない。一方で相手が攻撃にリスクを冒さないこともあり、ワトキンスの抜け出しの場面以外にピンチは訪れず。
新年初戦としてはスペクタクル性を欠くクローズな展開が以降も続く。徐々に相手陣内で押し込む形を作り出すホームチームだが、両ウイングバックを含めた5トップに対して、時に6バックの形でスペースを消すエメリ仕込みの老獪な守備に苦戦。ブロックの前でボールを動かすのみで、決定機はおろかフィニッシュまで持ち込めない。
3バック全員にイエローカードが出るなど、やや相手よりのジャッジにもフラストレーションを溜める中、40分にはようやく最初の決定機。最後尾のラングレからのフィードに絶妙な斜めのランニングでオフサイドをかいくぐったペリシッチがボックス右でGKを引き付けて浮き球のクロス。これを中央で競り勝ったケインが頭で枠の左隅へ飛ばすが、これはDFヤングの見事なゴールカバーに遭う。
その後、ハーフタイム直前にかけては攻撃のリズムを掴み始めて幾度か良い形のコンビネーションプレーを見せたが、前半の内にゴールをこじ開けるまでには至らなかった。
ゴールレスという最低限の状況を維持して試合を折り返したトッテナムだが、後半立ち上がりに失点を喫する。50分、ドウグラス・ルイスのミドルシュートをGKロリスがファンブルして前にこぼすと、これに反応したワトキンスがDFに先んじてボールを回収。そして、冷静にマイナスへ落としたボールをブエンディアが利き足とは逆の右足でニア下へ突き刺した。
守護神のミスから10試合連続先制を許したトッテナムは、ベンチにアタッカー不在というスカッド事情もあってより厳しい状況に。57分にはFKの流れからビスマのクロスに反応したボックス左のペリシッチに決定機も、体勢を崩しながら放ったシュートは枠を捉え切れない。
流れを変えたいコンテ監督は、63分に消化不良の初先発となったブライアン・ヒルを下げてセセニョンを投入。ペリシッチを3トップの一角に上げる。
これに対してエメリ監督はFWベイリーを下げてDFキャッシュを投入し、ブエンディアを2トップの一角に上げてキャッシュをサイドハーフに置き守備時の6バック色を強める。
焦りからミスが目立つトッテナムに対して、着実に自分たちの役割を遂行するアウェイチームは相手のミスを見逃さずに2点目を奪い切る。73分、相手陣内でビルドアップに圧力をかけてカウンターを発動。中央のマッギンからの正確なパスに3列目からの飛び出しでゴール前に飛び込んだドウグラス・ルイスが絶妙な左足のファーストタッチから右足のシュートを流し込んだ。
これでブレントフォードに続き2点を追う展開となったトッテナムだが、この試合ではここまで見せていた底力が完全に影をひそめる。
その後、エメルソンやパプ・サール、スペンスといったフレッシュな選手をピッチに送り出すが、チャンバースとベドナレクら守備的な選手をピッチに送り込むビラの堅守を最後までこじ開けることができず。
この結果、ホームで完敗のトッテナムは連続先制点献上記録を2桁に更新し、3試合ぶりの黒星で2023年をスタートすることになった。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
デンマークvsイングランドはドロー…ケイン先制点もヒュルマンドが圧巻ミドルで値千金の代表初得点【ユーロ2024】
超ワールドサッカー / 2024年6月21日 3時8分
-
ピエロス2戦連続2発など前線躍動の広島が公式戦5連勝! 東京Vは3バック変更後初の敗戦に…【明治安田J1第18節】
超ワールドサッカー / 2024年6月15日 20時33分
-
町田がC大阪退けプライムラウンド進出! 2点差追いつかれてドローも先勝のアドバンテージ活かす【YBCルヴァンカップ】
超ワールドサッカー / 2024年6月9日 16時13分
-
イングランド代表最終メンバー発表、グリーリッシュやマグワイアらが外れる【ユーロ2024】
超ワールドサッカー / 2024年6月7日 6時0分
-
【2023-24プレミアリーグ総括】超WSのMVPは前人未踏4連覇貢献の至宝
超ワールドサッカー / 2024年6月6日 19時0分
ランキング
-
1【陸上】飯沢千翔、いったんは失格も上訴を経て救済 日本選手権男子1500mで異例の計6人が救済措置
スポニチアネックス / 2024年6月27日 21時25分
-
2【絶好調の“6月男”】ドジャース・大谷翔平、高まる「日本人初の三冠王」の期待 “最大の壁”となるのは「1番DH」
NEWSポストセブン / 2024年6月28日 7時15分
-
3ロッテ佐々木朗希 日本では「虚弱体質」の烙印も…米球団むしろプラス評価でゾッコンの理由
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月28日 9時26分
-
4ヤクルト畠山コーチが突然の退団 原因は金銭トラブルか…水原一平事件では「畠山は大丈夫か?」との声が
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月27日 19時2分
-
5大谷翔平vs“530億円男”、絞られたMVP争い ベッツ離脱で米予測「有力候補に見える」
Full-Count / 2024年6月27日 20時11分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)