「1ポイントよりも多く取っていたら不公平」、ポッター監督がフォレスト戦の苦戦認める
超ワールドサッカー / 2023年1月2日 8時0分
チェルシーを率いるグレアム・ポッター監督がノッティンガム・フォレスト戦を振り返った。
プレミアリーグ第18節、ノッティンガム・フォレストvsチェルシーが1月1日にシティ・グラウンド・スタジアムで行われ、1-1のドローに終わった。
再開初戦となったボーンマス戦を2-0の快勝で飾った8位のチェルシーは、1月1日にアウェイで行われたプレミアリーグ第18節で降格圏の19位に沈むフォレストと対戦した。
前半序盤に相手DFのミス絡みでFWラヒーム・スターリングが先制点を奪取。以降は相手が引き続き後ろ重心となったことで、80%のボールポゼッションで危なげなくリードを維持した。
しかし、後半は相手が序盤からアグレッシブに前に出てくると、防戦一方の展開に。そして、相手の流れのままセットプレーでDFセルジュ・オーリエに同点ゴールを許す。以降は積極的な選手交代で流れを引き戻しにかかったが、後半は途中出場のFWピエール=エメリク・オーバメヤンの惜しいヘディングシュートが唯一のシュートとなり、辛くも1-1のドローで勝ち点1を持ち帰る形となった。
同試合後、公式会見に出席したポッター監督は、試合を通してハイインテンシティを示したフォレストのパフォーマンスを称賛しつつも、自チームのパフォーマンスに不満を示した。クラブ公式サイトが会見コメントを伝えている。
「全体的に、前半はゲームをコントロールできていたが、十分にうまくやれたとは思わなかった。ボールを十分に速く動かせなかったり、十分な動きがなかったりしたという点で、我々のパフォーマンスレベルは十分ではなかった。前後半を通じて相手を評価しなければならない」
「前半の彼らは深く守り、我々の大きなスペースを攻めた。そして、後半は我々のコントロールがより効かなくなり、苦しむことになった」
「相手は自分たちの良いところを発揮した。最後に我々は少し盛り返してピエールに決定機があったとはいえ、1ポイントよりも多く取っていたら不公平だったと思う」
また、イングランド人指揮官はやや消極的に見えた前半とは打って変わって、後半にアグレッシブさを全面に押し出したフォレストの変貌に手を焼いたことを認める。
「彼らのアプローチが変わった。彼らは、より多くのプレーヤーが前に出て、より良く、より積極的にプレーし、フォワードをうまく生かしていた。それらは危険であり、このスタジアムでの最近の成績を見れば、我々が苦しむことを示していた。実際に今日は確かに苦しむ必要があった」
「後半立ち上がりはタフだった。選手交代でコントロールを取り戻せたが、試合の中で各自がもっと状況を改善するという責任を理解しなければならない。そうすれば、もっとうまくやれたはずだ」
この引き分けによって今季のリーグ戦のアウェイ戦戦績は、3勝2分け4敗に。敵地での苦戦の理由を問われた指揮官は、その事実を認めながらも、プレミアリーグの競争力によるものだと主張している。
「それは我々のチームだけではなく一般的なものだ。ノッティンガム・フォレストは数十年ぶりこの舞台に返り咲き、すべてを祝っている。彼らは観客をうまく利用していたが、それに対処できなければならない」
「今日、我々は立ち上がり、努力はしたと思う。ブレントフォードに引き分け、アストン・ビラとクリスタル・パレスには勝ったが、ブライトンには完敗した。これがプレミアリーグというものなんだ。アウェイでは簡単にはいかない」
最後に、モナコのフランス代表DFブノワ・バディアシルの獲得が間近に迫るなど、積極的な動きを見せる移籍市場に関しては、「移籍市場が今日開くことについてはシーズンの一部であり、文句を言うつもりはない。ウィンドウが開いている間は、雑音が入るし、メディアは365日24時間何かニュースで埋め尽くされなければならない。それは普通のことで、対処しなければならない現代のフットボールの一部だ」と、指揮官としての見解を示している。
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