アメリカ代表指揮官、匿名の告発により30年以上前の暴力沙汰がW杯中に発覚…暴行した相手は結婚25周年を迎えた現在の妻
超ワールドサッカー / 2023年1月4日 19時20分
アメリカ代表を率いてカタール・ワールドカップ(W杯)を指揮したグレッグ・バーホルター監督だが、30年以上前の事件について告白した。
アメリカサッカー連盟(USSF)は3日、バーホルター監督に関する声明を発表。過去の暴力に関して、認めたことを発表した。
問題が発覚したのは12月11日。カタール・ワールドカップ(W杯)の期間中にUSSFに対して告発がなされたとのこと。1991年、バーホルター監督が現在の妻であり当時はガールフレンドだったロザリンドさんに対して暴行を加えていたという。
3日、バーホルター監督は妻のロザリンドさんと共に声明を発表した。
「W杯期間中、ある人物がUSSFに連絡を取り、『私を失墜させるための情報を持っている』と言った。これは昔からのとても個人的な関係を利用し、私とUSSFの関係を終わらせようとする明らかな動きだ」
「私たちが交際を始めて4カ月の頃、今後の関係を左右するような重大な事件が起こった。ある夜、近所のバーで飲んでいた時、ロザリンドと私は激しい口論となり、そのまま外で喧嘩をした。その時、私は彼女の脚を蹴ってしまった」
「あの夜の私の行動は、言い訳のしようもなく、恥ずべき瞬間であり、今日まで後悔が続いている。当時、私はすぐにロザリンドに謝ったが、当然のことながら、彼女は私と関わりたくないとしていた。私は自分の行動に責任を持ちたかったので、両親、家族、友人に事情を話した。ロザリンドも、自分の両親や家族、友人に知らせていた」
「この件に警察が関与することはなかったが、私は学び、成長し、改善するために自発的にカウンセリングを受けた。これは私がこれまでに下した最も貴重な決断の1つだ。今日に至るまで、あのような行動は2度と繰り返していない」
現役時代にガールフレンドに対して暴行を振るってしまったバーホルター監督。その後、2人は和解し結婚。25周年を迎えており、問題はもうない。
そんな中での突然の告発。USSFは、バーホルター監督が正直に全てを明かしたことへの声明を発表した。
「2022年12月11日、アメリカ代表の監督であるグレッグ・バーホルターに対しての告発を知った時、USSFはこの問題について独立した調査を実施するために外部の組織を雇いました」
「このプロセスを通じ、USSFは組織の外にいる人物による、複数のスタッフに対する不適切な行為の可能性を把握しました。我々はこのような行為を真摯に受け止め、疑惑を含めて調査を拡大しました」
「グレッグとロザリンドがこの事件について正直に話してくれたことに感謝します。透明性へのコミットメントに沿って、調査が完了次第、結果を公開します。USSFはあらゆる種類の暴力を非難し、そのような申し立てを真摯に受け止めます」
すでに問題は解決しているものの、暴力沙汰があったという事実は間違いなく、それを今頃訴えた人物がいるということに関して、しっかりと調査を行うという。
アメリカ代表はカタールW杯でグループBを2位で通過。しかし、ラウンド16でオランダ代表に敗れて敗退していた。
USSFはテクニカルレビューを開始し、1月に行われるアメリカ代表を誰が指揮するのかは近日中に発表されるという。2026年のW杯は自国でも開催されるため、良い成績を残すことが求められている。
【写真】バーホルター監督と妻のロザリンドさん
USA manager Gregg Berhalter reveals he was the subject of a blackmail plot at the World Cup https://t.co/BmApblVkNt
— Daily Mail US (@DailyMail) January 3, 2023
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
カナダをコパ・アメリカでベスト4に導いたマーシュ監督、母国アメリカ代表からの関心に「今も将来的にも興味はない」
超ワールドサッカー / 2024年7月13日 14時40分
-
ウルグアイ代表のビエルサ監督が怒り爆発「それは共犯だ」、ヌニェスの暴力行為に対するメディアの対応に苦言「我々が口を開くことを望んでいる」
超ワールドサッカー / 2024年7月13日 10時50分
-
リバプール退任のクロップ氏、新監督を探すアメリカが接触も監督就任を拒否…
超ワールドサッカー / 2024年7月12日 8時0分
-
コパ・アメリカでグループ突破ならずの開催国アメリカ…バーホルター監督の解任を発表
超ワールドサッカー / 2024年7月11日 9時30分
-
アメリカのエースFWモーガンのパリ五輪行きはなし…18人のメンバーから外れる「国を代表する機会がなくなったことを残念に思う」
超ワールドサッカー / 2024年6月27日 14時15分
ランキング
-
1オリンピアンの大甘同情論に透ける「特権意識」…血税注ぎ込まれているだけに厳罰必至の当然【体操女子・宮田笙子 飲酒喫煙でパリ五輪辞退の波紋】#2
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月20日 9時26分
-
2スペイン1部セビージャ、日本での親善試合が中止に
スポーツ報知 / 2024年7月20日 16時33分
-
3MLBオールスター〝ひどすぎる国歌斉唱〟が大炎上 女性歌手に非難殺到「耳から血が出ました」
東スポWEB / 2024年7月16日 19時22分
-
4吉田正尚が大谷翔平&山本由伸と再会「すごくいい雰囲気だな」 後半戦初戦9回に1安打
スポーツ報知 / 2024年7月20日 14時31分
-
5【体操】宮田笙子 五輪辞退に同情も…危機管理専門家「昔はよくあったは通用しない」
東スポWEB / 2024年7月20日 6時8分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください