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岡山学芸館が初優勝!木村匡吾の後半2発で東山を下し県勢としても初の全国制覇【高校サッカー選手権】

超ワールドサッカー / 2023年1月9日 16時5分

写真:©︎CWS Brains, LTD.

9日、第101回全国高校サッカー選手権大会の決勝戦、岡山学芸館高校(岡山)vs東山高校(京都)が国立競技場で行われ、3-1で岡山学芸館が勝利。初優勝を飾った。

2大会連続5回目の出場となった岡山学芸館は、準決勝ではPK戦の末に神村学園高等部(鹿児島)を下した。同じく2大会連続5回目の出場の東山も、準決勝は大津高校(熊本)にPK戦勝ち。両チームともに初の決勝進出を果たし、勝てばもちろん初優勝となる。

決勝戦特融の硬さもなく、サイド攻撃を軸に序盤から積極的な姿勢を見せる両者は、攻撃だけでなく守備も光る。互いにチャンスは作るものの、決定機までは至らずに時間は進んだ。

ゲームは岡山学芸館ペースから東山に主導権が移り始めたかと思われた25分、思わぬ形で動いた。

岡山学芸館は中盤の争いを制して今井拓人が右サイドの裏を取り、ボックス右からグラウンダーのクロス。戻りながらの対応となった東山の新谷陸斗はクリアを試みるも、ボールは自陣ゴールへ。自身のやや後方にボールがきたために体勢不十分で、オウンゴールを献上してしまった。

追い掛ける展開となった東山は直後に真田蓮司、ロングスローでも存在感を見せる松橋啓太がカウンターから右足のミドルでゴールに迫ると、前半終了間際についに同点弾を奪取。ボックス左から北村圭司朗が丁寧なマイナスのパスを送り、ペナルティアーク左から真田が右上隅を射抜いた。

同点で迎えた後半は開始早々に岡山学芸館が勝ち越しに成功。52分、田口裕真が左の深い位置へスルーパスを送り、岡本温叶が折り返すと、ボランチの木村匡吾が頭で合わせる。2トップがセンターバックを引き付けて空いたスペースにうまく顔を出し、渾身のヘッドをたたき込んだ。

今大会初の複数失点を喫し、追い掛ける展開となった東山は、59分に阪田澪哉のクロスに真田がフリーで合わせるも、シュートは枠の上へ。さらに、清水楓之介のミドルや阪田のヘディングがゴールを脅かすも、岡山学芸館GK平塚仁が好セーブで立ちはだかる。

果敢に攻め込む東山だったが、次のゴールを奪ったのは岡山学芸館だった。85分、右サイドの深い位置でスローインを得ると、ロングスローはファーへ流れ、木村が体を倒しながらの右足ボレーを流し込んだ。

大きな追加点を手にした岡山学芸館は後半の追加タイム3分もしのぎ切って歓喜のタイムアップ。初優勝の栄冠をつかむと同時に、岡山県勢としても選手権初制覇を成し遂げた。

岡山学芸館高校(岡山) 3-1 東山高校(京都)
【岡山学芸館】
オウンゴール(前25)
木村匡吾(後7)
木村匡吾(後40)
【東山】
真田蓮司(前44)

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