延長戦の末にカップ戦ベスト8進出のインテル、インザーギ監督「選手の良い反応に満足」

写真：Getty Images

インテルのシモーネ・インザーギ監督が、カップ戦の勝ち上がりを喜んだ。クラブ公式サイトが伝えている。

インテルは10日に行われたコッパ・イタリア・ラウンド16でパルマと対戦した。先発を大きく入れ替えて臨んだ一戦、押し込む展開を作りながらも39分に失点。その後は好機を作れず苦しい時間帯が続いたが、88分にFWラウタロ・マルティネスのゴールで追いつき延長戦に持ち込むと、延長後半5分にDFフランチェスコ・アチェルビの得点で逆転に成功し、そのまま2-1で勝利した。

2シーズン連続でコッパ・イタリアのベスト8進出を果たしたインザーギ監督は、厳しい内容だったと試合を振り返りつつ、選手たちの奮闘を喜んだ。

「今夜は難しい試合だった。失点で試合は複雑になったが、出場機会の少ない選手たちから良い反応があったから満足している。延長戦は避けたかったが、昨年のコッパ・イタリアのエンポリ戦でも同じような展開だったことを思い出した」

「今は土曜日に向けて集中している。ヴェローナのようなしっかりとしたチームとの重要な試合だが、我々には自信がある。出場できていない選手については、コンディションの確認をするだろう。こうした接戦では、全員が必要になる」

「我々はチャンピオンズリーグで期待以上の結果を残し、リーグ戦では勝ち点を落としてきた。それでも、まだ多くの試合が残っており、チーム全員が必要だ」

また、インザーギ監督は開幕から負傷が続き、7日に行われたセリエA第17節のモンツァ戦では新たに左ヒザを痛めたFWロメル・ルカクにも言及。状態を慎重に見極めてから復帰させる方針だと明かしている。

「ルカク？ 彼はとても重要な選手だが、新たなケガを負った。ワールドカップ後に復帰してからは順調にトレーニングを積んできたが、土曜日はこの問題によって出場時間が制限された。明日も休養をとることになるだろう。彼は我々にとって非常に価値のある選手であり、最善の方法で復帰させるようにしたい」