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モロッコ代表GKボノ、PKストップの極意を伝授「普段からよく…」

超ワールドサッカー / 2023年1月12日 20時50分

写真:Getty Images

セビージャのモロッコ代表GKボノ(31)が、スペイン『Relevo』のインタビューで選手キャリアを振り返った。

カタール・ワールドカップ(W杯)で好セーブを連発し、モロッコを、ひいてはアフリカ諸国として史上初のベスト4に導いたボノ。この活躍を受け、長期離脱したマヌエル・ノイアーの代役を探すバイエルンからの関心が伝えられるなど、去就が注目されている。

インタビューではカナダでの出生から現在に至るまでを回想。21歳で欧州初挑戦の地として選択したアトレティコ・マドリー時代では、加入からしばらくホームシックにかかっていたと明かす。

「最初は大変だった。モロッコが恋しくなり、毎日泣いていたよ。転機は2年目の終わりかな。ティボー・クルトワ(現レアル・マドリー)がチームを去り、ポジションを争う決心をした。結局はヤン・オブラクが来て、僕はローンに出されたけどね」

また、PK戦の末に勝利したカタールW杯のスペイン代表戦について問われると、「対スペイン」のPK戦の準備はしていなかったと語り、GKたちの参考になるようなエピソードも披露している。

「PK戦の準備? 特段何もしてなかったよ。普段からよくチームで練習の最後にチームメイトとPK対決をするんだ。キッカーには5回蹴ってもらって、1回でも外せば僕とコーチに500ユーロだ(笑)」

「PK戦で難しいのは、試合中ならキッカーじゃない選手との対戦だ。ブスケッツのキックを止めたとき、僕はバルサと対戦したときの彼が印象にあった。彼はいつも相手の動きを見てボールを蹴るよね」

「あの時のPK戦でも、彼は僕が先に動くのを待っていた。でも動じなかったよ。止められるかどうかは運も必要だけどね」

セルヒオ・ブスケッツのPKの傾向はデータがなかったとしつつ、普段のプレースタイルから大事な部分を抽出した格好のボノ。PK戦の極意を披露したが、お金の「賭け」だけは真似しないでほしい。

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