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「最悪の日本人」監督の発言に天野純が言及「衝撃、失望…でもリスペクト」、移籍裏側も告白「フロントと監督の温度差に困惑した」

超ワールドサッカー / 2023年1月13日 12時35分

写真:Getty Images

新シーズンはKリーグ1の全北現代モータースでプレーするMF天野純だが、移籍を巡る騒動に対して口を開いた。韓国『聯合ニュース』が伝えた。

2021シーズンは横浜F・マリノスからのレンタル移籍で蔚山現代でプレーした天野。初のKリーグ挑戦となったが、28試合に出場し8ゴール1アシストを記録。チームのリーグ制覇に大きく貢献していた。

その天野だが、ライバルである全北現代に今シーズンはレンタル移籍で加入。しかし、この移籍が大きな波紋を呼ぶこととなった。

蔚山の指揮を執り、かつてはJリーグでもプレーしたホン・ミョンボ監督がメディアに対し天野を痛烈批判。「彼はウソをついた」、「私の知る日本人選手の中で最悪だ」と厳しい言葉を並べた。

ライバルクラブへの移籍ということもあり、話が大きくなることはあるが、天野はクラブを通じて記者会見を開き、ホン・ミョンボ監督の発言について説明。移籍の経緯などを細かく話した。

「ホン・ミョンボ監督は僕をKリーグに連れてきてくれた恩師であり、蔚山の17年ぶりの優勝を成し遂げた仲間だと思っています。だから、まだリスペクトしています」

「ただ、そんな発言をメディアを通じて行ったことについては衝撃を受け、とても失望しました」

「ホン・ミョンボ監督が僕をウソつきだと、お金を選んで移籍したと言いましたが、全く事実と違います」

「妻もホン・ミョンボ監督の発言を見て残念がっていました。昨年妻には『ホン・ミョンボ監督がよく気にかけてくれている』と何度も話していたので、妻はより残念に感じたのかもしれません」

衝撃的な発言を受けてショックを受けたという天野。移籍の裏側についても言及。蔚山に残留するいしを昨年の夏から示していたものの、クラブからは正式なオファーは受けていないと明かし、全北現代からのオファーがあってから初めて動いたと明かした。

「蔚山は交渉の場を作ったことはありません。だから、僕は契約するつもりがないんだと受け入れました」

「ホン・ミョンボ監督に蔚山に残ると言ったのは事実です。でも、蔚山は全北が僕に正式なオファーをした次の日にミーティングを行いました」

また、ホン・ミョンボ監督が天野の残留を望んでいる一方で、クラブの考えは違ったとコメント。監督の怒りにも理解を示しながら、新シーズンは全北現代のためにプレーすると語った。

「蔚山のクラブのフロントと、ホン・ミョンボ監督の温度差に困惑しました」

「一方で、全北はシーズンの終了前に既に横浜F・マリノスとレンタル移籍に関する調整を終えた状態でした」

「僕はこの決断の意味と重要性をよく理解して移籍しました。今シーズン、蔚山から厳しく見られる覚悟はできています」

「今年は全北の選手として、キム・サンシク監督と共にトレブル(3冠)に挑戦します。ホン・ミョンボ監督とは、それぞれの立場で良い争いをしたいと思います」

【動画】全北現代での意気込みを語る天野純



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