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ハヴァーツ弾を泥臭く守り切ったチェルシーが公式戦連敗を「3」でストップ! ムドリクお披露目試合を白星で飾る《プレミアリーグ》

超ワールドサッカー / 2023年1月16日 1時3分

写真:Getty Images

プレミアリーグ第20節、チェルシーvsクリスタル・パレスが15日にスタンフォード・ブリッジで行われ、ホームのチェルシーが1-0で勝利した。

チェルシーはミッドウィーク開催となった第7節延期分のフルアム戦に1-2で敗戦。マンチェスター・シティとの公式戦連敗を含め、3連敗と苦境に立たされる。現在、10位に甘んじるポッターのチームは、12位クリスタル・パレスとのロンドン・ダービーで2023年初勝利を目指した。

直近のフルアム戦からは先発5人を変更。デビュー戦の一発退場で3試合出場停止のフェリックス、負傷のザカリアがメンバー外となったほか、アスピリクエタ、コバチッチ、クリバリがベンチスタート。代わってこれがデビュー戦となるバディアシル、加入後リーグ初先発のチュクエメカ、ギャラガーとツィエク、ジョルジーニョが起用され、[4-2-3-1]の布陣に変更した。

先日に逝去したクラブレジェンドであるジャンルカ・ヴィアッリ氏への追悼セレモニーを経て、厳かなムードの中で幕を開けたブリッジでのダービー。

右に張るツィエク、中盤の底に入るジョルジーニョがある程度ポジションを維持しながらも、それ以外の中盤の選手、1トップのハヴァーツが積極的にポジションを入れ替えて流動的な仕掛けを繰り出すチェルシー。立ち上がりからホールやチュクエメカといった若手選手が臆せずチャレンジのプレーをみせ、押し込む入りとなる。

これに対してアウェイのパレスは最前線にアイェウではなくザハを配置し、コンパクトなブロックを作りながらカウンターを強く意識した戦いをみせ、そのザハの個人技を生かしながら相手陣内深くに侵攻する場面も作り出す。

互いに決定機まであと一歩という状況が続く中、最初の決定機はアウェイチームに訪れる。19分、守備に不安を抱える左サイドバックのホールを攻めどころと定めたパレスはアイェウとポジションを入れ替えたオリーズが果敢に仕掛けてクロスを供給。ゴール前の混戦から最後はファーのミッチェルがボレーシュートを放つが、これはGKケパの好守に遭う。さらに、20分にはボックス手前のオリーズが強烈な左足のミドルシュートを枠に飛ばすが、今度もケパが見事な横っ飛びのファインセーブで阻止した。

このピンチを凌いだチェルシーはよりボール保持率を高めて前半半ばから終盤にかけては押し込む展開に。流れの中ではなかなか効果的にフィニッシュまで持ち込めないが、再三の深い位置からのクロスで多くのCKを獲得。その流れから制空権を握るチアゴ・シウバらを起点にチャンスを窺う。41分には古巣対戦で前回対戦決勝ゴールを挙げたギャラガーの見事なフリーランからの右クロスが決定機を演出するが、ファーに走り込んだホールの左足ダイレクトシュートは枠を捉え切れず。

その後、前半アディショナルタイムにはエゼの左CKからシュラップのヘディングシュート、波状攻撃からツィエクのハーフボレーシュートと互いに先制点に迫ったが、ケパとグアイタのスペイン人GKが見事なセーブをみせ、白熱のダービーはゴールレスでの折り返しとなった。

ハーフタイムにシャフタールからの新戦力ムドリクのお披露目が行われた中、両チームは後半も同じメンバーで臨む。引き続きボールの主導権を握るホームチームだが、相手の強度の高い守備に手を焼き、なかなかフィニッシュの数が増えていかない。

これを受けてポッター監督は63分にチュクエメカを下げてオーバメヤンをピッチに送り込むと、この直後に先制点が生まれる。64分、左CKの場面でショートコーナーからツィエクが左足で正確なクロスを入れると、ゴール前で競り勝ったハヴァーツが頭で左隅に流し込んだ。

この試合で再三獲得してきたセットプレーでようやくゴールをこじ開けたチェルシーは、失点直後に攻撃的なカードを一気に3枚切ったパレスに対してカウンターの形から畳みかける2点目を狙う。71分にはスルーパスに抜け出したオーバメヤンがボックス内でGKと一対一の好機を迎えるが、ここはGKグアイタの勇敢な飛び出しに阻まれる。

その後は疲労の影響も出てきて一進一退の攻防となると、78分には筋肉系のトラブルを抱えるホールを下げてクリバリをそのまま左サイドバックに投入。逃げ切りを意識した戦い方にシフトするが、86分にはドゥクレの強烈なミドルシュート、セットプレーの流れからボックス内のザハに続けて決定的なシュートを許す。

この守勢を受けて試合終了間際には先制点に絡んだツィエクとハヴァーツを下げてアスピリクエタ、コバチッチを同時投入する割り切った采配で7分が加えられたアディショナルタイムを凌ぐ選択をする。その後、パレスの猛攻を泥臭く撥ね返し続けたホームチームが、実力伯仲のダービーを1-0で勝利。この結果、公式戦連敗を「3」でストップしたチェルシーが新年初白星を手にした。

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