ユベントス、新会長に公認会計士のフェレーロ氏を指名

写真：Getty Images

ユベントスの株式63.8パーセントを保有する『Exor』は18日、ジャンルカ・フェレーロ氏(60)を新会長に任命したことを発表した。

ユベントスでは選手との契約や移籍などの虚偽会計、不正なキャピタルゲインにより昨年11月28日にアンドレア・アニェッリ前会長をはじめ、重役が一斉辞任していた。

新会長に選出されたフェレーロ氏は公認会計士で、過去2シーズンで2億ユーロを超える損失を計上しているユベントスの経営を立て直す役割を担っていく。

フェレーロ氏は会長選出を受けて次のようにコメントした。

｢私は今日、誇りと感動を持ってユベントスの会長に就任した。私が最初に考えたのは常にチームの力となってきたファンのことだ。私は最近、ファンの人たちと話す機会があったが、彼らはクラブの今後を不安に思っていた。この役職を引き受けたとき、私はユベントスのためにベストを尽くすと誓った｣

｢私は取締役会のメンバーと共に、輝かしい過去を持ったこのクラブの未来を築くために取り組んでいく。ユベントスはイタリアで最も強いチームだ｣

また、不正会計疑惑については以下のように話した。

｢今後数カ月で大きな課題に直面すると思う。だが、我々はユベントスを守るための経験、決意、能力を持っていると信じている。決意を持って冷静に対処したい｣