ダービー完敗のミラン…ピオリ監督も不調認める「今が精神的にベストな時期でないのは確か」

写真：Getty Images

ミランのステファノ・ピオリ監督が、“ミラノ・ダービー“の敗戦を嘆いた。

昨季のセリエA王者であるミランは、18日に行われたスーペル・コッパでコッパ・イタリア王者のインテルと対戦した。立ち上がりから動きが鈍く主導権を握られると、前半だけで2失点を許す苦しい展開に。後半に入るとようやくいくつかのチャンスを作りゴールに迫ったが、77分に3失点目を許すとそのまま0-3で敗れた。

タイトルを逃したミランは、これで公式戦4試合未勝利。試合後、イタリア『Sport Mediaset』の取材に応じたピオリ監督も現在のチームが不調であることを認め、立て直す必要があると語った。

「前半は確かに仕事ができていなかった。ミスが多過ぎて、そこから逆転するのは困難だったと思う。後半の立ち上がりからは頑張りを見せたが、今日はそれ以上のことをできなかった」

「我々がこうしたミスに慣れていないのは明らかだ。こうしたクオリティの高い相手にそれをすれば、非常に不利になるだろう。今が精神的にベストな時期でないのは確かだが、我々はもっとうまくやらなければならない」

「前進するための唯一の方法は、より良い仕事をしてレベルを上げることだ。これは明らかに痛い敗北であり、勝ち取りたいトロフィーだった。だが、シーズンはまだ我々を待っているのだから、戻ってくる必要がある。我々が知っている方法でプレーしていきたい」

「選手のクオリティは理解しているからこそ、もっとポジティブなパフォーマンスを期待していた。現時点では、エラーに反応するのに苦労し、チームとして結束を保つのにも苦労している。結果が出ないことが、重くのしかかってきているのだ」

「もっと成長しなければならない場面はたくさんある。特に2失点目は、人数がいても対応するだけの組織力が足りなかった。もちろん、チームと共に個人が成長すれば、対応できる強さを備えられるだろう」