マンチェスター・シティが2年連続で世界で最も稼いだクラブに…『デロイト』が発表、収益は1000億円突破、トップ20にプレミア11クラブ
超ワールドサッカー / 2023年1月19日 14時55分
国際的な監査法人『デロイト』は19日、「フットボール・マネーリーグ(収益ランキング)」の2021-22シーズン版を発表した。
各クラブの収益をランキング化したもので、毎年発表され、最も稼いでいるクラブがわかるというもの。2年連続でマンチェスター・シティが首位となり、7億3100万ユーロ(約1010億7500万円)の収益を上げた。
2位には昨年に続いてレアル・マドリーが入り7億1380万ユーロ(約987億円)、3位には昨年の7位から大きく順位を上げたリバプールが入り、7億170万ユーロ(約970億2500万円)の収益を記録している。
上位20クラブの収益の合計は92億ユーロ(約1兆2700億円)となり、昨年の82億ユーロ(約1兆1300億円)から13%上昇。新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で離れていたファンが戻ってきたことが大きく、試合日の収益は昨年の1億1100万ユーロ(約153億円)から、14億ユーロ(約1900億円)にも増加、商業的な収入は8%にあたる35〜38億ユーロ(約4800〜5200億円)増加したという。
特にイングランドのクラブが大きな影響を与え、「ビッグ6」のうちの5クラブは新たなパートナーシップを結び、コンサートやスタジアムツアーなど、試合日以外のイベントが復活していた。なお、上位20クラブの収益の内訳は試合日の活動で15%、放映権で44%、商業的側面で41%となり、コロナ以前の水準に戻ったという。
クラブレベルで見れば、スペインの2強でありこれまで「フットボール・マネーリーグ」を牽引していたバルセロナとマドリーはコロナ前のレベルには回復していない状況。逆にリバプール、パリ・サンジェルマン、チェルシーなどは大幅に増益となり、シティが特に大きく成長してトップに立っている。
なお、トップ20のうち、11クラブがプレミアリーグのクラブ。トップ30に広げると16クラブにまで広がり、ラ・リーガが5クラブ、セリエAとブンデスリーガが共に3クラブ、リーグ・アンが1クラブという構成になっている。なお、ベンフィカ、アヤックスがヨーロッパ5大リーグ以外からランクインしたクラブとなっている。
◆収益ランキング(2021-22シーズン)
順位(前年):クラブ名
1(1):マンチェスター・シティ
2021-22:7億3100万ユーロ(約1010億7500万円)
2020-21:6億4490万ユーロ(約891億7000万円)
2(2):レアル・マドリー
2021-22:7億1380万ユーロ(約987億円)
2020-21:6億4070万ユーロ(約885億9000万円)
3(7):リバプール
2021-22:7億170万ユーロ(約970億2500万円)
2020-21:5億5040万ユーロ(約761億円)
4(5):マンチェスター・ユナイテッド
2021-22:6億8860万ユーロ(約952億1000万円)
2020-21:5億5800万ユーロ(約771億5000万円)
5(6):パリ・サンジェルマン
2021-22:6億5420万ユーロ(約904億6000万円)
2020-21:5億5620万ユーロ(約769億円)
6(3):バイエルン
2021-22:6億5360万ユーロ(約903億7000万円)
2020-21:6億1140万ユーロ(約845億4000万円)
7(4):バルセロナ
2021-22:6億3820万ユーロ(約882億4000万円)
2020-21:5億8210万ユーロ(約804億9000万円)
8(8):チェルシー
2021-22:5億6830万ユーロ(約785億8000万円)
2020-21:4億9310万ユーロ(約681億8000万円)
9(10):トッテナム
2021-22:5億2300万ユーロ(約723億2000万円)
2020-21:4億620万ユーロ(約561億7000万円)
10(11):アーセナル
2021-22:4億3350万ユーロ(約599億4000万円)
2020-21:3億6650万ユーロ(約506億8000万円)
11(9):ユベントス
2021-22:4億600万ユーロ(約561億4000万円)
2020-21:4億3310万ユーロ(約598億8000万円)
12(13):アトレティコ・マドリード
2021-22:3億9390万ユーロ(約544億6000万円)
2020-21:3億3280万ユーロ(約460億2000万円)
13(12):ドルトムント
2021-22:3億5690万ユーロ(約493億5000万円)
2020-21:3億3760万ユーロ(約466億8000万円)
14(14):インテル
2021-22:3億840万ユーロ(約426億4000万円)
2020-21:3億3090万ユーロ(約457億5000万円)
15(16):ウェストハム
2021-22:3億120万ユーロ(約416億5000万円)
2020-21:2億2150万ユーロ(約306億円)
16(19):ミラン
2021-22:2億6490万ユーロ(約366億3000万円)
2020-21:2億1630万ユーロ(約299億1000万円)
17(15):レスター・シティ
2021-22:2億5220万ユーロ(約348億7000万円)
2020-21:2億5550万ユーロ(約353億3000万円)
18(-):リーズ・ユナイテッド
2021-22:2億2340万ユーロ(約308億9000万円)
2020-21:1億9040万ユーロ(約263億3000万円)
19(18):エバートン
2021-22:2億1370万ユーロ(約295億5000万円)
2020-21:2億1810万ユーロ(約301億6000万円)
20(-):ニューカッスル
2021-22:2億1230万ユーロ(約293億5000万円)
2020-21:1億7010万ユーロ(約235億2000万円)
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