財務違反で15ポイント剥奪のユベントス、アッレグリ監督が言及「我々チームが何かを変える必要はない」

写真：Getty Images

不正会計などの財務違反で勝ち点15を剥奪されるユベントス。マッシミリアーノ・アッレグリ監督は、それでも前を向いて戦う姿勢を貫いている。

コロナ禍の数々の財務違反が浮き彫りとなり、イタリアサッカー連盟(FIGC)から処分を受けることになったユベントス。すでに総退陣した幹部らへの活動禁止処分をはじめ、チームは今季のセリエAにおいて勝ち点を15ポイント剥奪されることになった。

ユベントスは前節のナポリ戦までリーグ戦8連勝と調子を上げていた中で、-15ポイントとなれば現状では一気に11位まで順位を落とすことになる。正式に処分が下れば痛恨を免れないが、アッレグリ監督は前を向いて勝ち続けることが重要だとチームに言い聞かせた。

「まずは前半戦を最高の形で終わらせなければならない。特別な状況であるため、より一層気を引き締めて臨まなければならないが、現場のことを考えて仕事をするのみだ」

「勝ち点が剥奪されるからといって何も変わらない。絶対に。ベストな状態でプレーすることは当たり前のことで、ヨーロッパリーグやコッパ・イタリアもある。自分たちができることを精一杯やるだけだ」

「何も変える必要はない。司法の問題はクラブに関わることであり、控訴もありうる。ピッチのことだけを考え、シーズン後半は、少しずつ順位を上げていき、ベストを尽くしたいと思う」