上月が上々のデビューもシャルケ、鎌田先発フランクフルトが3発勝利《ブンデスリーガ》

写真：Getty Images

ブンデスリーガ第16節、フランクフルトvsシャルケが21日に行われ、3-0でフランクフルトが勝利した。フランクフルトのMF鎌田大地は81分までプレー、DF長谷部誠はベンチ入りも出場せず。シャルケのDF吉田麻也はフル出場、MF上月壮一郎は74分までプレーしている。

4位フランクフルト(勝ち点27)と最下位シャルケ(勝ち点9)による日本人対決。

カタール・ワールドカップではフランクフルトで見せているような活躍を披露できなかった鎌田が[3-4-3]のボランチでスタメンとなった。

一方、シャルケはW杯で日本代表の主将としてラウンド16進出に貢献した吉田が[4-2-3-1]の右センターバックで先発。そして昨年8月にシャルケのU-23チームに加入し、12月30日にプロ契約を結んだ上月が右MFでスタメンデビューとなった・

序盤、上月の仕掛けでアクセントを付けたシャルケが良い入りを見せる。しかし22分にフランクフルトがが先制する。コロ・ムアニのポストプレーを受けたリンドストロームが右サイドを持ち上がってDFをかわしボックス内へ。そのままシュートを決めきった。

失点したシャルケは28分、テローデのヘディングシュートが枠を捉えるもGKトラップのビッグセーブに阻まれると、32分には上月がボックス右からポスト直撃のシュートを浴びせて牽制した。

主導権を握りながらも1点ビハインドで迎えた後半、シャルケは開始2分にFKから上月のヘディングシュートでゴールに迫ったが、ここもGKトラップのファインセーブに阻まれた。

そして54分にも同点のチャンスが訪れるもテローデのヘディングシュートは枠を捉えきれない。

74分に上月が、81分に鎌田がピッチを後にした中、終盤の84分にフランクフルトに追加点。リンドストロームのスルーパスを受けたボレがボックス内に侵入。吉田をかわしてシュートを決めきった。

そして追加タイムにブタにもゴールが生まれたフランクフルトが3-0で勝利。上月が好印象を与えたシャルケだったが、勝ち点を持ち帰ることはできなかった。