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【プレミア注目プレビュー】19年ぶり優勝へ邁進のガナーズが今季唯一敗戦のユナイテッドと再戦

超ワールドサッカー / 2023年1月22日 12時0分

写真:Getty Images

プレミアリーグ第21節、アーセナルvsマンチェスター・ユナイテッドが、日本時間22日25:30にエミレーツ・スタジアムでキックオフされる。19年ぶりのプレミア制覇へ着実な歩みを見せる首位チームと、好調を維持する3位チームによる優勝争いの行方を左右するビッグマッチだ。

アーセナル(勝ち点47)は前節、敵地で行われた宿敵トッテナムとのノースロンドン・ダービーに2-0のスコアで完勝。攻守に圧倒した前半にオウンゴールと、ウーデゴールの鮮烈なミドルシュートでゴールを重ねると、後半は守勢を強いられたものの、守護神ラムズデールが圧巻のパフォーマンスを披露し、クリーンシートで試合をクローズ。2013-14シーズン以来のシーズンダブルを達成し、また一歩リーグトロフィーに近づいた。

ただ、ミッドウィークに行われた延期試合で、2位のマンチェスター・シティ(勝ち点42)がトッテナムに勝利したことにより、暫定勝ち点差は再び5ポイントに。2連覇中の王者と2試合の対戦を残していることを考えれば、現状の8ポイント差を維持したい。また、今季のリーグ戦で唯一黒星を喫した赤い悪魔に対して、ホームできっちりリベンジを果たしたいところだ。

一方のユナイテッド(勝ち点39)は、前々節に行われたマンチェスター・ダービーでシティに2-1の逆転勝利。後半序盤に先制を許したものの、判定に恵まれたブルーノ・フェルナンデスの同点ゴール、その直後に絶好調のラッシュフォードの逆転ゴールが決まり、夢の劇場で会心の逆転劇を演じた。

しかし、ミッドウィークに行われた第7節延期分のクリスタル・パレス戦では鮮やかな崩しでB・フェルナンデスが先制点を決めるところまでは良かったが、後半に入って完全にスイッチを切ってしまうと、押し込まれた最終盤に見事な直接FKを決められて痛恨の1-1のドロー。リーグ連勝が「5」でストップした上、累積警告にリーチがかかっていたカゼミロがカードをもらってしまい、今回の上位対決を欠場することになった。

現状、5位以下とは勝ち点の余裕があるものの、2試合連続の取りこぼしとなれば、ここまで築き上げてきたフォームに影響を及ぼしかねないだけに、前回対戦同様に首位チームの進撃をストップしたい。

なお、昨年9月に行われた前回対戦ではアントニーのデビュー戦ゴールでユナイテッドが先攻し、アーセナルがサカのゴールで同点に追いつく展開となった中、勝負強さ光るラッシュフォードが鮮やかに2点を畳みかけてホームチームが開幕5連勝中だったアウェイチームに初黒星を与えていた。

◆アーセナル◆
【4-3-3】
▽予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.

GK:ラムズデール
DF:ホワイト、サリバ、ガブリエウ、ジンチェンコ
MF:ウーデゴール、トーマス、ジャカ
FW:サカ、エンケティア、マルティネッリ

負傷者:MFエルネニー、FWガブリエウ・ジェズス、ネルソン
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関しても直近のダービーから離脱者の顔ぶれに変化はない。

スタメンに関してはアクシデントがない限り、ダービーと全く同じ11人がエミレーツのピッチに立つことになる。変更点があるとすれば、両サイドバックに冨安健洋、ティアニーが入るぐらいか。

◆マンチェスター・ユナイテッド◆
【4-3-3】
▽予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:デ・ヘア
DF:ワン=ビサカ、ヴァラン、マルティネス、ショー
MF:エリクセン、フレッジ
MF:アントニー、ブルーノ・フェルナンデス、ラッシュフォード
FW:ヴェグホルスト

負傷者:DFダロト、トゥアンゼベ、MFファン・デ・ベーク、FWサンチョ、マルシャル
出場停止者:MFカゼミロ(1/1)

カゼミロが累積警告で出場停止となる。負傷者に関してはマルシャルが間に合わず、前述の5選手が欠場となる。

スタメンに関してはカゼミロの代役と1トップの人選に注目が集まる。エリクセンの相棒はフレッジとマクトミネイの2択となるが、前者の起用を予想。また、ラッシュフォードを1トップに配してガルナチョのスタートからの可能性もあるが、現時点でジョーカー役が適任のアルゼンチン代表FWをベンチに置き、パレス戦に続きヴェグホルストの起用とみる。

★注目選手
◆アーセナル:FWレアンドロ・トロサール
Getty Images

デビュー戦でインパクト残せるか。今季のプレミアリーグで16試合7ゴール3アシストの数字を残し、ビッグクラブの関心を集めた28歳のベルギー代表FWは、今冬の移籍市場でアーセナルに電撃移籍した。

スピードとテクニック、シュート精度に優れる右利きのアタッカーは、左右のウイングに加えてセンターフォワードやセカンドトップ、ウイングバックでもプレー可能なユーティリティー性を特長としており、戦術家アルテタに多くのオプションをもたらす適切な補強と言える。

ただ、クラブとファンが今冬に熱望した人材は、奇しくも前日に行われたリバプール戦で上々のブルーズデビューを飾ったムドリク。また、ブライトンを去る際の振る舞いが物議を醸しており、シーガルズの元エースとしては、より重圧がかかる形で新天地デビューを迎えることになるはずだ。

試合前の2日間のトレーニングに参加しており、コンディションに大きな問題はないが、ユナイテッド戦では途中出場でのデビューが濃厚。基本的には左ウイングに入るマルティネッリに代わっての投入が有力だが、中央の人材が不足しているだけにセンターフォワードや、ビハインド時には[4-2-3-1]のトップ下に入る可能性も。ちなみに対ユナイテッドでは、昨季2度目の対戦で1ゴール2アシストの活躍で4-0の勝利に導いており、苦手意識なく臨めるはずだ。

◆マンチェスター・ユナイテッド:MFブルーノ・フェルナンデス
Getty Images

カゼミロ不在の中で攻守に存在感示せるか。パレス戦でデビューを飾ったヴェグホルストも気になる存在だが、カゼミロ不在の中でエリクセンと共に中盤の要となるポルトガル代表MFに注目したい。

今季ここまではリーグ戦18試合4ゴール3アシストと、攻撃の全権を握った直近3シーズンに比べて数字上のインパクトは低いが、エリクセンとカゼミロのボランチコンビ定着に、ディフェンスラインが安定してきた中断明け以降の直近5試合ではシティ戦、パレス戦の2試合連続ゴールを含め、2ゴール2アシストと決定的な仕事に絡んでいる。

さらに、パレス戦で早くも上々の関係性を示したように、利他的なプレーと献身的な守備が特徴でもあるヴェグホルストの加入によって今後数字面では更なるペースアップも期待される。

今回のビッグマッチに向けては自身の後方で安定した配球、守備のリスク管理を担ってきたカゼミロが不在となり、エリクセンと共により多くの仕事量が求められるところ。トーマスやジャカ、ウーデゴールとの中盤のバトルで奮闘しつつ、絶好調のラッシュフォードと共に決定的な仕事を果たし、首位チーム相手のシーズンダブルに導きたい。

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