アンフィールドでドローのチェルシー、指揮官は守備の要T・シウバを絶賛「誰よりもクレバー」

写真：Getty Images

チェルシーのグレアム・ポッター監督がリバプール戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えている。

チェルシーは21日、プレミアリーグ第21節でリバプールと対戦。立ち上がりの3分にはセットプレーからドイツ代表MFカイ・ハヴァーツがゴールネットを揺らしたが、VARによってオフサイドと判定され、得点は取り消された。その後は一進一退の攻防を見せ、後半に入ってからは押し込まれる時間帯も多くなったが、守備陣のハイパフォーマンスもあって、0-0のままタイムアップ。敵地から勝ち点1を持ち帰った。

ポッター監督は試合後、「このスタジアムでのプレーは決して簡単ではないし、大きなチャレンジだった。全体的なパフォーマンスには満足している」とコメント。ゴールレスドローに終わった一戦の内容に一定の満足感を示しつつ、先日に加入して後半途中にデビューを飾ったウクライナ代表FWミハイロ・ムドリクについても言及した。

「勝ちたかったが、我々は勝ち点1をとって前に進むことができた。我々がの示したエネルギーとやろうとしていることは良かった。前半は3バックだったが、後半は相手のスタートが良かったので、ムドリクを投入して調整する必要があった」

「ムドリクは本当に良かった。彼はまだ我々と2、3日しか一緒にいない。一緒にいればいるほど、そしてお互いを理解すればするほど、彼は良くなっていくだろう。良い兆候だ。彼のドリブルのアクションは本当に素晴らしく、ゴールがどこにあるのか知っている。彼はこれからサポーターの皆さんを興奮させることだろう」

「彼が初めて出場機会を得て、このチームでのキャリアをスタートさせることができたのは喜ばしいことだ」

また、ディフェンスリーダーとして圧巻のパフォーマンスを見せ、クリーンシート達成に大きく貢献したブラジル代表チアゴ・シウバを絶賛。38歳という年齢ながら守備の要を担う名手に「彼は誰よりもクレバーだ。最高レベルでどれだけ長くプレーしてきたか、どれほどの選手と共にプレーし、対戦してきたか。彼の経験は大きな武器だ」と舌を巻いた。