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シュクリニアルの前半退場響いたインテルが格下エンポリに痛恨敗戦…6戦ぶりの黒星に《セリエA》

超ワールドサッカー / 2023年1月24日 6時47分

写真:Getty Images

セリエA第19節、インテルvsエンポリが23日にジュゼッペ・メアッツァで行われ、アウェイのエンポリが0-1で勝利した。

セリエAで5戦無敗と好調を維持する3位のインテルは、先週行われたスーペル・コッパで宿敵ミランに3-0の完勝。今季初タイトルを手にした。最高の形でサウジアラビアからミラノに帰還したネッラズーリは、12位のエンポリを相手に勝ち点3を狙った。

インザーギ監督はスーペル・コッパから先発2人を変更。アチェルビとジェコのベテラン2人をベンチに置き、デ・フライとホアキン・コレアを起用した。

立ち上がりからボールの主導権を握るインテルだが、なかなかフィニッシュまで持ち込めない。逆に、12分には相手のカウンターからボックス内に侵入したカンビアギに際どいシュートを打たれると、17分にもタイミング良くゴール前に入ってきたカプートに決定的なシュートを許す。だが、いずれのピンチも守備陣が好守で阻止した。

守備からリズムを取り戻したインテルは直後の20分に最初の決定機。ボックス手前右からチャルハノールが浮き球で入れたクロスを、ファーサイドで待ち構えたディマルコが抑えの利いた左足ボレーで合わす。しかし、ニア下へ向かったシュートはGKヴィカーリオのビッグセーブにはじき出される。

前半半ばを過ぎると、徐々に相手を押し込む場面が増えたインテルは、ボックス内でラウタロ・マルティネスがフィニッシュに絡むなどゴールを匂わせる。

だが、40分にはすでに1枚イエローカードをもらっていたシュクリニアルが競り合いの際に不可抗力ながらカプートの頭を蹴ってしまい、2枚目のカードでの退場となった。その後、[4-3-2]の布陣で残り時間を戦ったホームチームは0-0のスコアを維持して試合を折り返す形となった。

迎えた後半、インテルはコレアを下げてベッラノーバをハーフタイム明けに投入。ラウタロを最前線に残した[4-4-1]の布陣で残り45分の戦いに臨んだ。

過密日程に加えて、数的不利で苦しいホームチームは後半も立ち上がりから守勢を強いられる。すると、66分にはカンビアギに代わって投入されたばかりのバルダンツィにカウンターの流れからペナルティアーク付近で左足を振られると、コース自体は甘かったが、GKオナナの脇下を抜けたシュートがゴールネットに吸い込まれた。

痛恨の失点によって窮地に追い込まれたインテルは、70分過ぎにディマルコとダルミアン、バレッラに代えてゴセンス、アスラニ、ジェコを一気に投入。さらに、77分にはムヒタリアンに代えて切り札のルカクを投入し、大きなリスクを負ってゴールを目指す。

力業でゴールをこじ開けにいくホームチームは、ボックス内でのジェコのボレーシュートやCKからのデ・フライのヘディングシュートでゴールへ迫るが、クロスバーを叩くなどツキにも恵まれず。

その後は数的不利を感じさせない猛攻を仕掛けていくが、相手の集中した守備を前にゴセンスやジェコが幾度か訪れた決定機を仕留め切れない。そして、試合はこのままタイムアップを迎え、シュクリニアルの退場響いたインテルは中断前のユベントス戦以来となる6戦ぶりの敗戦となった。

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