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「昼食はジャムとドーナツ」アーセナル加入のポーランド代表DFキヴィオル、過去を知るコーチがエピソード告白「この移籍は驚いている」

超ワールドサッカー / 2023年1月24日 12時15分

写真:Getty Images

アーセナルが今冬2人目の補強として獲得したポーランド代表DFヤクブ・キヴィオル(22)だが、意外なエピソードを持っている。

23日、アーセナルはスペツィアからキヴィオルの獲得を発表。5年半契約を結んだとされている。

セリエAで39試合に出場。今シーズンは17試合でプレー。ポーランド代表としても2022年6月にデビューし、カタール・ワールドカップ(W杯)では4試合全てに出場。左利きであり、ボランチでもプレーが可能で、安定した対人守備に加え、戦術眼とビルドアップ能力に長けた総合力の高いDFとして期待が寄せられている。

才能溢れるキヴィオルだが、そのキャリアは順風満帆ではない。

アンデルレヒトではファーストチームに昇格できず、移籍したスロベニアのポドブレゾバでは、2部への降格を経験。そこからプレミアリーグへ移籍することなど、当時は想像もされていなかった。

イギリス『BBC』はポドブレゾバ時代にアシスタントコーチとしてキヴィオルを指導したミハル・ハネク氏のコメントを紹介。才能に溢れながらもキャリアを失敗に終わらせる可能性もあったエピソードを明かした。

「ヤクブが健康でいるならば、イタリアやドイツなどの国外クラブでプレーするとは思っていた」

「ただ、正直なことを言うと、プレミアリーグ、そしてアーセナルは想像できなかった。この移籍は驚いているが、とてもポジティブなことだと思う」

プレミアリーグまで行くとは思っていなかったというハネク氏だが、当時のエピソードを紹介。食事面を全く気にしていなかったという。

「キヴィについて考えると、いつだってドーナツのことを思い出すんだ」

「彼は我々とトレーニングをした後、ノンリーグの試合を観戦しに行った。そこで私は彼に昼食で何を食べたかを聞いた。すると『ジャムとドーナツ』と答えたんだ」

「面白くて少し笑ってしまったが、プロとして昼食にドーナツは食べてはいけないと言うことを説明した。彼はすぐに自分の身体と食事面に気をつける必要があると言うことを受け入れた。そして常にコーチのアドバイスから学ぼうとしていた」

ポドブレゾバは2部へと降格。半年で同じスロベニアのジリナへと完全移籍したが、ポドブレゾバでの経験は大きなものだったと見られている。

「ヤクブはシニアレベルでのフットボールに必要なすべての要件を備えていた。彼は優れたフィジカルを持ち、デュエルでも素晴らしい力を持っていた。若い選手としては、フィジカルのクオリティのおかげで素晴らしかった」

「またすでに大きなプレッシャーも経験していた。重要な試合では、彼がメンタル的にとてもしっかりしていることは明らかだった。コミュニケーションはあまり取らず、むしろ内向的ではあったが、メンタルはとても強く、厳しい瞬間やタフな相手も決して恐れなかった」

「ただ、取り組むべきことはあった。彼はゲームのテンポや守備のオーガナイズには問題を抱えていたが、定期的にプレーをするようになれば改善されることは明らかだった」

ここでの改善、成長がその先のキャリアにも影響したキヴィオル。成長過程にある中、ミケル・アルテタ監督の下でどのような成長を遂げるのか。19年ぶりのプレミアリーグ制覇に向けて、チームの力になれるのか注目だ。

【写真】アーセナルと契約を結んだキヴィオル



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