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エバートンオーナーがクラブ売却の噂否定、降格危機には「ファンみんなの協力が必要だ」

超ワールドサッカー / 2023年1月26日 18時11分

写真:Getty Images

エバートンのオーナーであるファルハド・モシリ氏が、クラブ売却の噂を否定した。

2016年にエバートンのオーナーとなったモシリ氏。これまで5億ポンド(約841億2000万円)以上を費やして選手を獲得してきたが、計画性のない強化は実を結ばず、近年は低迷から抜け出せずにいる。

今季も就任2年目を迎えたフランク・ランパード監督の下で開幕から大苦戦。直近8試合未勝利に陥ると、直近のウェストハム戦に敗れ順位が19位まで下降したことを受け、23日に同監督の解任が発表された。

2シーズン連続で降格の危機に陥ったクラブに対してファンは不満を爆発させており、スタジアム内外で抗議が頻発。こうした事態を受け、一部メディアからはモシリ氏がクラブ売却を検討しているとも報じられた。

しかし、イギリス『ミラー』によると、モシリ氏はこうした報道を否定。現在は立て直しに全力を尽くしていると強調し、未曽有の危機から脱するためにはファンのサポートが必要不可欠だと訴えた。

「私にクラブを売却するつもりはない。現在はグローバルなスポンサーシップや商業開発に関する専門性を高めたいと思っている。多くのスポーツ専門の投資家はこうした知識を豊富に備えており、エバートンもそれを確保したい」

「これは我々の歴史の中で、もっとも重要な時期になっている。私はこの理事会を信頼しているよ。過去にも監督を解任し、新たな人物を任命したことがある。私は変化を恥ずかしがる人間ではない。必要だと感じれば、変更を加えるだけだ」

「我々は冷静になり、ピッチ内における現在の位置を乗り越えていく必要がある。私は現状に痛みを感じており、ファンの声も耳にしているよ。私は何も見逃さず、すべてのリストを持っている」

「私はこのクラブをエリートクラブの仲間に加えるため、尽力しているよ。しかし、その実現にはみんなの協力が必要だ。ファンはエバートンにとって、もっとも重要な存在だからね。我々は共にこの状況を乗り越えていかなければならない。そして我々だけが、これを一緒に乗り越えていけるのだ」

「エバートンは、グディソン・パークと12人目の男(ファン)に依存してきた。ファンの全面的なサポートがなければ、我々はどんどん弱くなるだろう。ファンがついてきてくれるならどんなことでも実行するし、実際に私は24時間体制で改善に取り組んでいる」

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