イブラがベンチ入りのミラン、トリノにウノゼロ勝利で連敗を3でストップ《セリエA》

写真：Getty Images

ミランは10日、セリエA第22節でトリノをホームに迎え、1-0で勝利した。

前節インテルとのダービーに敗れて3連敗となった6位ミラン(勝ち点38)は、3バックを継続。ベンチにはヒザの負傷により約8カ月戦列を離れていたイブラヒモビッチが戻ってきた。

7位トリノ(勝ち点30)に対し、[3-4-2-1]で臨んだミランは最前線にジルー、2シャドーにレオンとブラヒム・ディアスを据えた。

ダービー同様、押し込まれる展開を強いられたミランは18分、サナブリアのミドルシュートでゴールを脅かされる。

さらに21分、サイド攻撃を受けた流れからルーズボールに反応したボックス内のサナブリアに決定的なシュートを許したが、ここはGKタタルサヌが好守で凌いだ。

その後も主導権を握り切れないミランは攻撃の形がないままゴールレスで前半を終えた。

それでも迎えた後半、ミランが盛り返していく。まずは54分にこの試合最初の決定機。ショートカウンターに転じた流れからゴールエリア右に走り込んだレオンがシュート。だが、GKミリンコビッチ＝サビッチのセーブに阻まれた。

続く56分にもボックス左からジルーが決定的なシュートを放ったが、ここもGKミリンコビッチ＝サビッチに阻止された。それでも62分に押し切る。左サイドからのテオ・エルナンデスのアーリークロスにジルーがヘッドで合わせた。

その後、74分にCKからカラモーのヘディングシュートでゴールを脅かされたミランだったが、76分にはロングカウンターからテオ・エルナンデスが追加点に迫り、主導権を渡さない。

終盤にかけても危なげなく時間を消化してウノゼロ勝利。連敗を3で止め、6試合ぶりの勝利を飾って4日後に控えるチャンピオンズリーグのトッテナム戦に向け弾みを付けている。