性的暴行疑惑のダニエウ・アウベス、被害者の体内からDNAが検出される

写真：Getty Images

性的暴行の容疑がかかっている元ブラジル代表DFダニエウ・アウベスだが、決定的な証拠が出てしまったようだ。スペイン『マルカ』が伝えた。

12月30日の早朝、アウベスはバルセロナのナイトクラブで23歳の女性に対して性的暴行を行ったとされ逮捕。容疑がかけられている段階ではあるが、選手と被害者の話を聞いた裁判所が逃亡の危険性があると判断。刑務所に収監されることが決まった。

アウベスは、妻のジョアナ・サンスさんから離婚を求められるだけでなく、所属していたUNAMプーマスが損害賠償を請求。契約違反として100万ドル(約1億3200万円)を要求。その他、自宅の差し押さえや多額の負債を抱えることとなったとされている。

妻はアウベスを支えると主張し、アウベスも暫定的に刑務所から釈放されることを望んでいるが、どうやら動かぬ証拠が出てしまったようだ。

『マルカ』によれば、被害を訴えていた女性の体内や衣服、そしてナイトクラブの床から採取した体液が、アウベスのDNAと一致したという。

つまり、この証拠は被害者が告発した性的暴行の裏付けとなるとのこと。ただ、アウベスは司法陳述において、自身の主張を3度も変更したのち、合意の上での行為だったとしていた。

スペイン『El Periódico』によれば、国立毒物法医学研究所の結果は、衣服や床だけなく、被害者の体内から採取した様々なサンプルに対して行われ、司法関係者も確認済みだという。

事件が起こったのち、すぐにナイトクラブからは体液を採取。また、被害者の検査でもすぐに他人のDNAが体内にあることが判明。また、衣服も警察で鑑定され、他人のDNAが採取されていたが、全てアウベスのものだったということとなった。

アウベスは性行為を認めなかったものの、この検査結果によりその容疑がかなり固まることに。仮釈放を望んでいたが、数週間のうちに判決を下す予定とのことだ。

検察庁らは逃亡の恐れがあるとしてアウベスの公判前勾留からの釈放に反対。スペインとブラジルの両方に多くの資産を持っており、この手の犯罪の引き渡し条約を結んでいない国へ逃げ込む可能性が指摘されている。

【写真】夫アウベスと離婚報道も支えると主張した妻のジョアナさん

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