「間違いなく避けられない」開幕控える湘南・山口監督、鳥栖との運動量勝負を上回り「今年はスタートダッシュを」

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14日、2023シーズンの開幕を前に2023Jリーグキックオフカンファレンスが開催され、湘南ベルマーレの山口智監督が意気込みを語った。

明治安田生命J1リーグに所属する全18チームの監督と代表選手が集まり、新シーズンの開幕戦に向けてトークイベントを実施。その後、開幕カードごとに記者会見が行われた。

開幕節の1試合は駅前不動産スタジアムで18日に行われるサガン鳥栖vs湘南ベルマーレ。昨季は5位以内を目標に掲げながらスタートで躓き、残留争いに巻き込まれた末の12位となった湘南の山口智監督は「今年はスタートダッシュをしよう」と、開幕戦に意気込む。

「去年スタートに失敗をして苦しんだシーズンだったので、その反省を踏まえて今年はスタートダッシュをしようと、選手と一緒に取り組んできています。選手もいい反応をしてくれていますし、チームとしても順調な状況です。なので、(アウェイという)すごく難しい対戦相手と対戦場所なんですけれども、自分たちが持っているものを出して、僕らの方がチャレンジャーとしてどれだけできるか。それをぶつけられる本当にいい試合になると思うので、いい試合の中でも相手より上回れることが多く出るような、そんな試合にしたいと思います」

ハードワークを信条とする両チームの対戦だが、昨季の成績は湘南の1勝1分け。特にレモンガススタジアムでの一戦は3-0と完勝だった。ただ、指揮官は相性の良さを指摘されるも慢心せず、むしろ鳥栖の姿勢が湘南にも刺激を与えているのではとコメントし、互いの強みをぶつけ合い、それを上回ることで勝利を手繰り寄せたいと誓った。

「鳥栖さんより上回ってるっていうことはないと思いますし、去年結果としてはうちが負けなかったんですけれども、鳥栖さんの攻守に渡るアグレッシブさっていうのは僕自身も参考にさせてもらってます。たぶん選手たちもそういう目線で鳥栖さんを見ていると思いますし、だからこそ負けたくない部分もあると思います」

「決して相性がいいとか悪いとかそんな観点では全く捉えていなくて、(運動量は)自分たちのストロングでもあり、なおかつ鳥栖さんのストロングでもあるので、それを上回りたいというのは毎年のように出てる、そういう試合が多いんじゃないかなと思います。開幕戦に対してもそこの勝負は間違いなく避けられないと思うので、その中で相手を上回れたら結果としても(流れや結果を)自分たちに引き寄せられる可能性が高まると思う。その辺を要求しながら今年はやってほしいなと思っています」